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1個流しのデメリット

反面製品が約10倍大きくなったようなものだから、作業も5種類の製品分
まとめて覚えなければならない
また別のグループとの切り替えも作業がまとめて発生することが予想される
この対策として、
極端に製品間の部品種類が違ったり、生産タクトの違う製品は流さない
部品共通化を進め、生産タクトも近づけるように徐々に改善していく
また製品の組み立て方も共通化していく
グループから別のグループへ変える時、5種類中2種類だけかえる等で
切り替えロスを少なくするように工夫する

もう一つのデメリットは、販売対応である
工場はちんたら流せば具合が良くてもお客は待ってくれない
今日中に揃えろといった要求にどう答えるか
この対策として、
・・・・・・対策はない!!
しいて言えば待ってもらう、待ってもらえる位魅力的な製品を作る
座席予約の様な仕組みで、お客から注文をとり、早い順に作る
肝心なことはどんなに注文が殺到しても、それだけ作らず、ちんたらと
1個流しを貫くことである、そうしないと元の木阿弥になる

物流面も心配がある
例えばパレットに10個単位で乗せて倉庫にしまっておくと言った場合、
生産ラインの最後の場所に最低でも5種類の製品の置き場を確保し、
仕分けしなければならない
倉庫から先は従来と同じでは何のために1個づつ作るのかと販売部門から
苦情が出そうである
対策として、
パレットの小型化やパレットレスにし、1個単位で注文を受けたら即刻出荷
するような方式を考えることがあげられる
あるいはパレットに混載し、生産ラインからそのまま出荷するような仕組みを
作り、先に述べた5種類の製品のグループをもっと自由度を増すように
する方法が考えられる

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