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9 天石流の弱点1
序盤における天石流の弱点は2つあると考える
その1つめは、天元着手と3三着手の優位性の主張である
これなくして天石流とはいえないが、このために勝負には負けるというのでは何をしているか判らない
1隅を中心に考えた時、隅+中央が2辺に対し価値が大きいのか否かの理論的判断を
するべきである
詳しい計算は省略するが、小生の目算流による計算では、盤面1/4のエリア内で
隅+中央と2辺を打ち合うと実は2辺の方が価値が高いのである
ところが辺の着手は他の辺の着手に対して、1手辺の星周辺の着手を省略できる効果を生むが
中央の着手は他の3隅全てに省略の効果を生む
だから2隅までは辺有利でも、3隅目4隅目で逆転する
結果的に4隅と辺、中央を打ち終わった時点での総合的な優位性は天石流が上回るのである
従って天石流を打つには最初は先手なのに遅れを取ったのではないかという猜疑心と戦いながら
中盤の入口まで持ってこれるだけの自信が必要になる
その代り序盤が進むほど楽に優位性が確保できていく楽しさを味わえる
実際にシミュレーションしてみよう、1隅単位に説明しているが実戦ではあちこち打ち合いながら進む
黒が天石流、白は従来手法とすると
最初の1隅
黒が隅を打つ(4の四)
白の掛かり
黒辺に打つ
白辺に打つ
黒天元に打つ
評価:黒が後手になる、地と勢力は白有利
2隅目
黒3三(既に中央を占めており
白が4の四打つ
天元着手を省略できる)
白2つめの辺を打つ
(1つ目の辺は1隅目により省略できる)
評価:互角
3隅目
黒が隅を打つ(4の四)
白3つ目の辺を打つ
評価:黒が先手を得た分有利
4隅目
黒が隅を打つ(4の四)
白隅への掛かり
総合評価:1隅、1辺、1中央を各10目と目算すると
黒 3隅に先行
30目 白1隅先行
10目
2辺に先行
20目 6辺に先行 60目
天元に先行
40目
黒(天石流)が序盤で20目先行
これは先手の1手の価値を考えれば別に天石流でなくても確保できる優位性である
隅が最初の1手何目かは、目算流を参照願いたい
目算流では序盤の1手の価値は19目としている
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