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12 明確に天石流を意識しているわけではないが実戦に天石流思想に近い棋譜が存在する
約20年ほど前、武宮、島村両9段によるNHK杯戦では先手武宮9段が3連星、後手の島村9段も
3連星で対抗した
次に先手が着手したのは天元の1路下であった
島村9段が辺を打つと武宮9段は続けて天元を挟んだ1間飛びで「締まり」を打った
島村9段が残った辺を打ち布石の第一段階は終了した
ここまでの着手は島村9段が従来手法による隅から辺への展開に対し、武宮9段の
新布石思想による天元の締りであり順当な展開といえる
しかし次の武宮9段の着点はどこであったか
相手の3連星の辺の星にある石に対し中央方面から1間掛かりし、続けて
上下の辺の石に対し同じく中央方面へ1間掛かりしたのである
天元の締まりには恐れ入ったが、以後の着手は天石流の中盤への入り方として
大変参考になった
黒:武宮九段対白:島村九段のNHK杯戦

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