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一番になるとは
会社で仕事をしていれば、当然のように更なるレベルアップを要求される
その分野のプロでありたい、業界内でトップクラスに自分の会社を持っていきたい
できれば日本一、世界一を目指したい
自分でもそう思っている
そんな方に、どうすれば日本一、世界一になれるか私の考えを述べる
私は、大きな区分でなく、非常に尖った一分野において業界でトップになった
ことがある
別に自慢で言っているのではない、誰でも自分の仕事について真剣に勉強し、
もっと良く、もっと早く、もっと大きく・・・・と3年も頑張れば一番とは言わないが
その分野のトップクラスにはなる
例えば、コンピュータシステマーとしては2流でも、生産計画システムの内、
ライン型計画の負荷計算については、自分より先にプログラムを作り、実用化
した例を知らない、おそらく自分が最初とは言わないが日本でも早くに実用化
した一人であろう
別の例では、MRPシステムの・・・・についてはおそらく自分が最初にシステム
化を実行した
非常に尖った一分野と書いたのはこんな感じである
なにしろそれを研究したり実行している人が少ない
会社から給料をもらって、ひたすらそれだけをやれる環境にあれば、また短期
間で成果を求められればやらざるをえない
そんな中で他に前例がないため試行錯誤しながら、それらしきものができれば
おそらく業界でトップクラスの専門家になってしまう
こうして確かに私はトップクラスになった
しかし難しいのはこの先である
更に上を目指すのは、未開のジャングルを羅針盤なしに歩くようなものである
どうすれば目前の問題を解決できるか毎日考えるが答えが出ない
周りに教えてもらいたくてもあまりに専門的すぎて相談のしようがない
もちろん文献もない、近いものを読んでも肝心なことが書いてない
そうこうするうちに、目覚ましい成果を上げる後輩が現れる
そりゃそうだ、こっちはただの凡人である、向こうはどうやら天才らしい
それでも止めずに突き進むが、その内疲れ果て、後追いでいいから模倣を始
める、第一会社員では、一定の成果が出せなければなかなか時間を貰えなくなる
上司や周りの目線も気になる
そうなれば永久に一番にはなれない
ここに一番になる秘訣が隠れている
逆に考えればいいのである
つまり、目覚ましい成果があげられなくても、上司がどんなに止めろと言っても
寝ても覚めてもひたすら、極端にいえば会社を首になってもやり続ける
そうすれば一番が見えてくる、絶対に一番になれるとは言わない
同じことをやってる奴がいて、しかもそいつの方が有能なら負ける
先人に成功の秘訣として「馬鹿といわれるまでやれ」といった人がいたが、多分
似たような意味と思う
言われてみれば当然である
一番というのはそれ以下に比べて余計に頑張らなければならない
それ以下の人がやったことがないことをやれたから一番なのである
それ以下の人から見れば、「そこまでやるか」、「馬鹿じゃないか」と思われて
当然なのである
会社のレベルアップ活動として私もいろいろやってきた
5S、小集団、ISO、生産情報システム改革・・・
講師を招いて教えていただいたことも多い
共通するのは講師と我々との温度差であった
講師は日本一になった、あるいは目指した事のある人ばかり
我々は未開人である
だからワーっと始まるが、その内尻すぼみになり、成果がはっきりしない内に
お開きになる
結果は講師の顔を立てて成果があったと公表するが、どれも日本一ではなく
2流どまりだったとおもう
その原因はひとえに自分が馬鹿になりきれないことに原因があったと思う
もちろん、一番になった人は才能もあったとは思う
99%の努力が肝心だが、1%の才能もないとだめなのよねぇ、あ〜あ
結論として、徹底的にやりきれば、そしてあなたに才能があれば、日本一に
なれるかもしれない
また、一定の成果を出し続けることが出来れば会社を辞めないで済むかも
しれない、それならうまい
ただし、家庭や友人を無くすこと、また孤独に耐えて仕事をしなければなら
ない事ははある程度覚悟しておくこと
そして「○×馬鹿」と言われることも
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