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2 天元着手を早期に実行すべきである
囲碁は2人ゼロ和ゲームの1種である
チェスやオセロののように盤面が偶数で構成される場合は双方最善手を
指した場合は引き分けか先手必勝のいずれかである
囲碁や将棋のように奇数の盤面のゲームでは中心点を占めることが先手
の権利であり、後手が中心を占めることの出来ない非の大きさだけ不利になる
その意味で天石流は基本的に先手の戦法である
後手の場合天元に打つということは先手の利を主張する先手に対して、更に一手の
遅れを隅や辺に対して発生させる事になり、都合2手分の遅れを天元の1手で
挽回するのは序盤では難しい、だから後手では天石流は使わない
千手の場合も、天元に打った瞬間から先手の利が後手に移ったことを宣言する
ようなものである
そこまでのアドバンテージを確保してからでないと天元に打った分だけ大局に
遅れをとり、天元着手でその遅れを挽回して余りある状況でないと着手できない
先手の権利の行使こそ囲碁必勝法の原点であるが、残念ながら第一手で天元
を着手するということは以後の指し手は全て後手になるということである
この矛盾を如何に合理的に解決するかが天石流の要点である
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