TOP 自分の思い 邪馬台国 バイク 瓢箪 霊場巡り 囲碁と将棋 CAD/CAM 生産管理 海外の思い出 索引
私の期待する理想的バイクの話
ここで私の希望するバイクについて、
少し詳しくお話しし、できればこの記事を
どこぞのバイクメーカーの方が読んで希望にぴったりのバイクを作って
いただ
けないかというのが、この文章の趣旨である
私くらいの年代(50代)で、バイクに乗りたいが乗っていない人は、まだまだ
大勢いると思われる
より魅力的な乗る気にさせるバイクが作れないものか
30年ぶりにバイクに乗ってそう感じた
そんなことは判っているよ言わず、まずは聞いていただけないだろうか
1:
現在のバイクは趣味性重視か業務用だけ
「安く快適に」乗ることを目指したバイクがない、「高く快適に」は何台かあるが・・・
車の例でいえば、フェラーリ、ベンツと軽4輪しかなくカローラやフィットを売っていない
ように思えてならない
実際のってみると、傍で見ていたのとは大違いで、ヘルメットを横切る風以外何も
聞こえず、風がとても冷たい
いつも雨が心配で、遠くに行く気になれない
いわばマゾの乗り物、大昔じゃあるまいし、寒くて、風があたり、雨に濡れて当然か、
乗り手を無視していないか
もっと易しく乗れる、楽しく乗れることをアピールしたバイクがあっていいのではと思う
2:
売れるバイクとは=戦後のベビーブームの世代をターゲットに受ける仕様であること
金を持っていて、残された人生をどう生きるかを考えていて、かつ大人数である
・快適さ=風を受けない、雨に濡れない、ドライブが楽しい(街中でも)
・割安感=4輪車に比べ、コスト/重量で負けない、燃費/重量で負けない
・容易性=オートマ、FI、オートチョーク、オプションの取り付け、取り外しが容易
・優越感=スピード(渋滞等で車より速い)、燃費、経済性
・車からの移行の容易性、コケない、安全、便利等
3:
私がスカイウェイブを選んだのは、今売っている中では一番ましに思えたから
である、それでも気になる所が多々あった
・風を思ったより受ける、ヘルメット、背中、足。シールドは見た目だけという感じ
とてもシールドを風洞実験なんぞしているようには思えない
・後ろのシートに座った人の足がうまく置けない、後ろに座って確認したのだろうか
いや、これでもまともな方なのである、他のバイクは見た目だけで失格なのだから
・冬はエンジンがかからない、キックがないから恐怖だ、かかると調子いいが
スズキは昔、軽自動車に乗ったがやはりかかりが悪かった
しかしあれから30年たって相変わらずこれかよと思った
・身長180cmの私には全体的に小さめ、しかしハンドルもシートも調整出来ない
車みたいに調節出来ないかと思う
モデルチェンジしてシートが前進側に調整できるようになったが、後ろ側には
動かない、もっとも車と同様ハンドルとセットで調整できないと乗りずらいだけ
なのだが
・燃費は30km/リッター、これで良い方だという、車に比べれば良いが、400ccで
160Kgの車体と考えたらひどい燃費と思うがどうか
いまどき1300ccで20km/リッター位はあたりまえ
そう考えれば50Km〜80Km/リッター位は持ってほしい
これまた雑誌インプレからの推測だが燃費に対する努力はしていないようだ
雑誌の試乗者は峠道でのピックアップを重視している
その意見を聞いてバイクを作れば、燃費が悪くなるのは当たり前である
一度にドバッとガソリンを噴射しないといけないからだ
でも技術の進歩した時代である、せめてエコノミーモードを選択できるようになら
ないか、一般道の98%以上は峠道ではないのである
考えた事:
どうもバイクに対する概念が製造側やバイク業界と私との間で大きく違うようである
確かに私の希望するバイクを作るとスーパーカブを250ccにしたようなものになる
のかも知れない
でも、このままスタイルとレースイメージ重視のバイクを作っていて、
「バイクは趣味の乗り物で、若者中心に売るしか生き残れる道はない」
と自分の土俵の中で勝負していて、新しい顧客を外部から取り込もうという
気持ちが
なかったら、どんづまりではないか
そう思えてならないのである
車に乗っている人が信号で横に並んだバイクを見て、自分もこれなら乗れるんじゃ
ないかと思わせるバイクが作れないか
ハーレー、BMWの売れ行き好調の原因の一つに「乗って楽しい」がある
だからVツインのバイクを作っているじゃないかと反論が出そうだが、このVツイン
さえ、加速感だとか、ハンドルの切れ味重視では本質が判っていないと言われても
仕方あるまい
そのくせ、ハンドリング、加速、最高速には異常にこだわり、毎年のように小変更
を繰り返している、他社と何が違うのかわからない、スタイルもほとんど同じに見える
ターゲットは明らかに若者でしかもマニアであると感じる
つまり金が無く (最近はフリーターも増え、余計に金が無さそうだ)、細かいことに
うるさいのを
相手に儲からない商売を好んでしているように見える
ちょっと言い過ぎたが、別に今のやりかたをよせとは言わない
私の主張する購買層もターゲットに加えてはどうかと提案したいのである
今の中年や初老の乗りたいバイクとは
一括りにするには無理があるのは承知の上で、既成のバイクにはない新しい要素を中心に
欲しい機能を書いてみると、
・QCDが良いのは当たり前である、上記で書いた助手席の座り心地等は論外と言いたい
購買層が車に乗っていることを想定すれば、車と比較して違和感がないことが要求される
1.価格 100cc当たり10万円程度か、あるいは100Kg当たり10万円か
2.品質 車並みの不良率に抑える
装備(オーディオ、メーター、物入れ等)をもっと充実させる
走行音には2種類の好みがありうる、かってのスポーツカーのように独特の音
が聞こえる
または、全く音がしないか、いっそのこと音を選べるというのはどうか
品質については他にも色々な要素が考えられる
特に一言いいたいのは、機能、性能をスタイルとは別に高めるということである
例えば風除け、風を除ける事を徹底し、風切り音さえしない位にしてから、スタ
イルを良くするように改善すべきである、決してその逆ではない
この間ネイキッドに乗る機会があったが、ステップの位置がレプリカから少し
前寄りにした程度の変更のため1時間程度で足がしびれてきた
乗車姿勢が狭すぎるのである、ネイキッドでさえこれなので、レプリカバイクを
買ってもすぐ手放し、車に移行する若者が多い理由が判った気がした
かっこいいので一度は購入するが、長く乗る気がしないのである
そりゃそうだ、あんな前傾姿勢で楽しい訳がない、一時は周囲に自慢できるが
ただそれだけである
乗車姿勢も立派に品質に含まれると感じた
逆に、クロームメッキ等はいわば趣味性の問題で品質とは切り離すべきと思う
現にスクーターは売れている
他にも品質と勘違いして趣味性を高めている物に、エンジンの造形美とか、
タイヤのフレームとか後席のシート形状とかがある
単に品質を上げるだけならあんなふうにはならないと思うが
そういう趣味性に該当する所は極端に安くする事を考えたらどうか
3.納期 自分好みの仕様で注文してから1週間程度か
・QCDの次に戦略性が求められる、そのバイクだけのオリジナリティやブランド、優越感等
またはヒストリィ(OOモデルとかいうのはこの1分野)といったことが考えられる
例えば、後席に着物で乗れる、排気ガスで汚れない、転ばない等々、車を意識した性能・機能は
アピールポイントになりうる、現にトライクの需要は増えている
・デザイン等のバイクの個性は、もはやメーカー主導でなくユーザー主導の時代、バイクが車に
対して優位性を主張しやすい分野と思う
部品等の汎用性を上げ、同時に組立の自在性を挙げることで、世界に一つだけのバイクを
メーカー純製で持てる等はアピールポイントになりうるし、価格を抑えて実現できるのではないか
昔VTRで色をタンク、フェンダー等で自由に組み合わせられるというのをやっていたが、考え方
はあんな感じである
・最後は環境性能である、昨今はこれがないというだけで見向きもされない
燃費は車が40Km/リッターに迫るいきおいであり、バイクとしてはこれこそ車との差別化を図る
キーワードとしたいという意味で、100Km/リッターとするべきであろう
※QCD、戦略性、個性化、環境の順は、書籍 「創造の戦略」 野村総合研究所著の中の
「21世紀勝ち残りの条件」を参照した
決して思いつきで言っているわけではない、念のため申し添えておく
TOP 私の乗りたかったバイク 理想のバイク2 提案するバイクの仕様