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3つの何とか

結婚式のお決まりの仲人挨拶に3つの袋を大切にしなさいというのがある
この3つのなんとかというのは、他にも例が多い
例えばQCDとか4M(Man、Methords、Materials、Machines)とか3現主義
といった具合である
しかしこれはMECE(※1)ではない
だからQCDではなくQCDD(※2)だとか、更にQCDDES(※3)だとかいう意見
が出てくる事になる
結婚式で3つの袋が大事だと言っても世の中で大事なものはまだまだたくさんある
新郎新婦にとって最も大事なのは3つの袋ではない可能性の方が高い
(だからあえて言ったのだろうが・・・)
ある条件の中で適合する全ての項目を列挙し、その中で最も大事なものから3つ
を選択し、これを大事にする
大事な事は、それ以外の項目は全て列挙されていて絶対に落ちは無いことをまず
最初に確認すべきという事なのである
そうでないと後になってからもっと大事なものが見つかったりしてやり直しになる事
がある
現場をきれいにするのに5S(※2Sを参照)が大事というのは聞いた事があると思う
だからまず整理整頓から始める、恐ろしい事に誰も疑問を持たない
きれいにするのにやらなければいけない事は本当に5Sだけなのか
その前にもっと大事な事はないのか
あるいは5Sが全て出来ればそれで完璧なのか
最初の整理整頓があまりにも膨大な作業量のため、それだけでも容易ではないの
にそれ以外の事などとても考えが及ばないし、考え付いたとしても黙っていた方が
いいという事か
確かに5Sの一つ一つの項目は必要と思う、なかなか確信をついている
しかし、それだけが全てではないと考える方が自然である
なぜやる事がたまたまサ行で始まる言葉なのか、もしむりやりこじつけたのなら
本来のイメージに近い実態を表すもっと適切な表現が他にあったのではないか
あるいは、サ行では始まらないのだが、整理と整頓の間にやらなければならない事
があるのではないか

5Sは単なるサンプルだが我々は一般的には何かの活動を始める前に計画を作る
その際、行動項目を列挙するが、MECEになっていて落ちがないかチェックする習
慣を付けるべきと思う

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※1:MECEとは
 相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」、 要するに「ダブリなく・漏れなく」
 項目が列挙されていること
※2:QCDDとは品質、コスト、納期、量のこと、生産における3大重要項目として、
 3つの項目が挙げられるが、更に生産する量も同じ位大事だという意味
※3:最近では更にエコロジ―(E=環境に易しい)と広い意味の安全性(S=セイフティ)を
 加えるべきとの主張がある

<MECEのやり方>
MECEな関係事例