TOP 自分の思い 邪馬台国 バイク 瓢箪 霊場巡り 囲碁と将棋 CAD/CAM 生産管理 海外の思い出 索引
一個流しへの対応
一個流しとは、生産ラインに1個単位で色々な製品を流すとことである
通常はロットと呼ばれる単位でまとめて流すが、製品によって使う部品や
装置の動きが違うため、ロットが切れたら次に流す製品の準備をする
1個流しではこれをやらなくて済むように工夫するという意味であり、
生産ラインの大幅な改造が必要である
なぜこんな面倒なことをわざわざやるかというと、トヨタ社では生産工程
全体の負荷を均一にするためと説明されている
トヨタが車の生産でこれをやったため、各社で真似をするようになった
ためである、柳の下のどじょうを我社も狙おうという魂胆である
しかし生産ラインの大幅な改造さえすればなんとかなるかというとそんな
甘いものではないことはちょっと考えれば判る
それをあえて考えようとせずに強引に踏み切る手法がどういう訳か一時
主流であった
どうやら本家のトヨタからコンサルタントを招き、その指導のもと実施すると
そうなるらしい
私のいた会社がそのものであった
なぜ逆らえないかというと、トップ主導というやつで、そのトップをどういう
訳か、トヨタコンサルが説得するとトップが納得してしまうのである
後は破滅への一直線である
全員が首をかしげながら、出来わけがないと思い込んで実施するのだから
うまくいくはずがない
どうすれば出来るかを指導会と称して、コンサルに教わるのだが、どうにも
判らない
やってきた世界が違いすぎて、コンサルもうまく説明できないのである
そこで堂々巡りの議論をこのへんで止めて、私なりのやり方を説明する
このやり方はトヨタコンサルに依れば偽物で魂が入っておらず、やるだけ
ムダとのことである、そう非難されたことをあらかじめお断りしておく
次へ