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負荷計算のやり方

1.ガントチャート型の負荷計算計画変更前
  生産計画の種類の項でも簡単に説明したが、
  生産計画をわざわざコンピュータに入力するのは
  自動で面倒な負荷計算を行いたいからである
  @図のようになっている生産計画に、変更依頼があり
  BとCの間に製品Xの生産を追加したいとする
  ガントチャート型では追加されるとそれ以降の生産が
  ずれ込むのでC以下の計画の日程を次々計算しな
  がら修正しなければならない
  結果はA図のようになる
  計算手順を説明すると
  1)Bは日産数が100台で前前日に60台、前日に
    100台生産していますから、当日は残り40台
    生産する
    すると当日の工数1.0のうち40/100=0.4
    を使用することになる
    残りの工数は0.6計画変更後
    計画変更する前はCが日産数100で生産数
    100なのでCを60台生産するようになっている
  2)Bの次にXは日産数200で生産数は60なので
    使用する工数は0.3
    この計画を追加すると当日の残り工数は0.6
    −0.3=0.3となる
  3)次にCは日産数100で生産数100なので当日
    は0.3X100=30台生産できる
    残りは次の日に70台生産し、使用工数は0.7
    となる

  これが日程計算だが、負荷計算と呼ばれるの
  は、これに納期の問題が絡んでくるからである
  もともとXの生産を途中に追加するのも、CやDの
  後に生産したのではお客様の要求に間に合わない
  からである
  同様にCやDにも納期がある
  全ての製品の要求納期に間に合うように生産順序を決め、
  場合によっては生産数を分割したり、順番を入れ替えたり
  して、最終的に要求を満たす生産計画を作り上げるのが
  生産計画作成者の仕事である
  しかし、どうやっても収まりきらない時、奥の手として生産
  時間の延長や別の生産ラインへの移動、外注化を考える
  これらの作業も含めて日程計算を負荷計算と呼ぶのが一般的
  なようである

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