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生産計画の種類
・生産計画は実際の生産をモデル化することで簡略化し、
要点を判り易くしたものである
要点とは生産対象の5W1Hを重点的に表現することとなる
このときモデルとして与える制約が生産計画の種類となる

・ガントチャート型
製品を生産ラインや工作機で生産する場合、順番に生産し、
次に生産するものが予定として判っていて生産されるのを
待っているというモデルである、待ち行列型ともいう
横軸に日程、縦軸に生産する順番に製品を置き、日程と製品の交差する
場所に何台作るかを記入するのが基本パターンである
ポイントは、計画変更が発生した場合、対象製品だけでなく、その後
に生産予定の製品まで日程変更が発生することである
その日程を自動で計算したいためにこのモデルがあると言っても過言
ではない
計算のためには、製品ごとの一日の生産台数が決まっている事
生産の組み換え時に、段取り替えのロスが発生し、それも製品
ごとに判っている等の情報が必要となる

・バケット型
上記同様に生産ラインか工作機で生産する場合で、一定期間の
枠(=バケット)を用意し、顧客の注文から勘案し、どの枠で生産
するかを決め枠ごとに分類して表示する手法である
上記と違い、日程計算の自動化はできないが、枠内での生産順位は
一般的に自由であり現場に判断をまかされる
枠は1週間とか1日が多いようである
またその枠内で生産可能かどうかの判断基準として負荷計算を行い、
オーバーした場合は残業で対応するか次の枠へ移すかを人間が判断
するのが基本

・ワークショップ型
複数の工作機や生産ラインが工場内に存在し、製品によって
どの工作機やラインを通るかが違い、場合によっては同じ工作機
を2回通るなどして最終的に完成し出荷される
金型の生産方式が代表的な例である
金型では製品を構成する部品の内、もっとも完成の遅い部品がいつ完成する
かが納期に直結し、顧客も納期を知りたいために
納期回答を主目的にシステムを導入するケースが多いようである
ワークショップ型の表現形式はガントチャートと閉鎖型ツリーを併用して表現する
例として示したものは閉鎖型に見えないと思うが実際は開始する部分に
受注ー設計ー材料手配ー計画作成といった事務の行程があり、開始が一つから
枝分かれして最後も一つに収束するところから閉鎖型と言われる
ちゃんとした名前があったかと思いますが、忘れた
グラフ理論の本に載っているので興味のある方は参照願いたい

・座席予約型
プラント等原材料から基本製品にするために大型設備が必要でかつ
安定稼働させ、基本製品から完成品が枝分かれして生産される場合
代表的な例として、鉄や薬品等があげられる
表現はバケット型と基本的に一緒である

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