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所要量計算講座

2.ダブルビン方式


例えば、毎朝食パンを食べている人が、ジャムが少なくなった
ので新しく買いたいと考えたとする
時々買ってくるのを忘れたり、なくなってから新しく買うため、
一日ジャム無しでパンを食べるのを面白くないと考えたら、
どんな買い方を考えるだろうか
一つの考え方として、容器で2つ購入しておき、一つが無く
なったら新しく一個購入する方法がある
これなら2つ目の容器のジャムが無くなるまでの間に新しい
ものを買ってくれば良いし、一個目がなくなっても次のジャムを
使えば良いので毎日が安心である
このやりかたを「ダブルビン方式」と呼ぶ
前提となっているのは、
@一回に容器の中のジャムを使いきらない
  難しく言うと注文単位量が使用量より多い
A新しいジャムを購入前に今手持ちのジャムが使い切らない
  購入リードタイムが短い
B長い事使用しない事があってもジャムが腐ったりしない
  注文品の陳腐化、鮮度が消費期間より長持ちする
C使う量が極端に変化しない、かつ継続して使用する

このやり方の長所は、
・目に見える
・ルールが簡単である

短所は、
・使わなくなると2つあまる
・先々の使用予定を無視している
 ジャムの場合は銘柄を変更しても総数は2つだが、一般の
 生産活動では部品変更の度に2容器分廃棄になる

このやり方は注文する量がいつも同じ量であるため、定量発注方式
の分類に入る
もっと良いやり方は無いかということで、この考え方を理論的に展開
したのが発注点方式である

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