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生産設備形態

ライン型
 同じ製品を連続して生産出来る場合には、ベルトコンベアーに乗せて
 次々と製品を流し、徐々に完成させていく方法が取られる
 これをライン型と分類する
 作業を細かく分担し、担当者は同じ作業を繰り返すだけで良いので
 比較的短時間で作業習熟出来、ラインの速度で生産高を調整できる

ジョブショップ型
 単品だが比較的似た工程を辿る場合、工程主体で生産を組み立てた
 い場合がある
 例えば金型の場合、部品となる金属のワークは様々な形をしており、
 その形にするまでの工程が形状により異なるが、使用する工作機械は
 フライス、研磨機、ドリル、NC、電極、磨き等、数工程にすぎない
 ある部品は、フライス、ドリル、研磨で終了、別の部品はフライス、電極、
 NC、の後、再びフライスを経て磨きで終わる
 この時フライスでは最初の部品、2番目の部品、もう一度2番目の部品
 の順番で加工する
 この時フライス、研磨といった各工程を店に想定し、部品が次々を店を
 立ち寄りながら流れていくイメージが出来るのでジョブショップ型と呼ぶ
 
見込生産型
 お客が出来上がったものを見てから買うかどうか決める製品は、予め
 どの位売れるのか予想して作ることになる、これを見込生産という

受注生産型
 お客から注文をもらってから生産するやり方を受注生産という
 予め材料だけは買っておき、中間製品まで生産して置いたり、設計では
 標準品を用意し、お客に組合せだけを選択してもらう等、完全な受注生
 産でなく、見込生産との混合型も存在する

店頭生産型
 お客の見ている前で別のお客の製品を作って見せ、納得させてから
 注文を貰う方式、鮮度が重要だったり、カタログでは判らない大きさや
 触り心地等が購買決定要因の場合に取られる方法である

物流主導型
 力関係として、顧客に接する部門が強い時、生産側は顧客でなく販売部
 門や納品部門の言う通りに作っている場合がある
 この場合常に倉庫に製品を品ぞろえしておき、お客の要望に合わせてタ
 イムリーに倉庫から製品を出荷する
 生産側は出荷情報を基に補充する形で生産する

設備主導型
 融通の利かない設備がある場合、その設備を効率的に運用するように
 部品を準備し、生産する方式である
 一般的に大量に同じものを生産しつづけることになり、製品在庫の部品
 在庫も大目になる事が多い
 極端な例では顧客も我慢を強いられることになる

部品在庫
 部品在庫も製品在庫も両方少なく持って生産出来れば良いが、いずれかを
 沢山持たないとうまく販売できない場合に、部品を沢山持つ事を選択する
 事がある
 部品発注方法でダブルビンとか発注点とかいう考え方はこの考え方に
 基ずいている

製品在庫
 上記のケースで製品を在庫する事を選んだ場合は、逆に部品は生産の直前
 に必要分だけ仕入れる事になる
 部品調達リードタイムが長い部品のために、生産計画を作り、長期間を固定し
 てその計画通りに作る事を部品供給業者と約束していることが暗黙の了解事
 項となる、しかし往々にして計画通りでない場合に特急注文や、注文したものを
 受け取らない事が発生し、これが「下請いじめ」として問題となった

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