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在庫の是非について
予めお断りしておく、世の中では在庫に関しては賛否両論あるが、ここに書いてあるのは
私の持論である、誰かの受け売りでもなければ、正解でもない
浅はかと思っていただいても結構とお断りしておく
在庫の発生原因の中で長期滞留在庫というのがある
かっこいい言い方だが要するにデッドストック、不要在庫、捨てるしかない在庫である
他の在庫がそれなりの言い分があるのに対し、この在庫だけは担当者の誰に聞いても
黙して語らずである
私も少しの期間だが生産管理を担当していた事があり、自分が作った長期滞留在庫がある
やはり誰に聞かれても何も言えなかった
もちろん上司には報告し、謝罪したがそれだけである
もっともつらいのが廃棄処分の手続きである
現場写真をとったり、業者と廃棄物許可関係書類のやりとりをしたり、針のムシロとはこの事
かと思う
なぜそんな在庫が出来たのかって?、失敗や勘違い、俺のせいじゃねぇ〜と言いたいもの、
いろいろである
情けない事に同じ失敗を2度やったこともある
恥をしのんでお話ししようと思ったが止めた、言って何になる
同じ失敗をあなたがしないようにか?
いろいろあるがめったにないともいえる、そんなことを話したとて多分参考にはならない
だから、女々しいが原因は話さない、しかしこれだけは言える
長期滞留在庫は全て「必要と思った在庫」である
しかしさまざまな原因で売れなくなってしまった
逆説的に言えば長期滞留在庫を発生させない解決策は一つしかない
必要な在庫という考えを捨てる
トヨタ生産方式を考え実践した方達がなぜあそこまで在庫に拘るのか、理論は聞いたが気持ち
を聞いた事はない、本音も聞いた事が無い
もし生産管理の実務者で、こんなつらい思いはいやだと心底思った人が考え出したとしたら、
同情するし、同感もできる
しかし必要な在庫さえ持たないというのは辛すぎる、よほど嫌な事があったに違いないと余計な
考えがよぎるのである
私は在庫は持つべしと今でも思っている、持たないとお客も供給者も両方困ると思っている
ではどれだけ持っても良いのか、お客の立場では良く判らないが、生産者の立場では一つの
数式を持っている
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