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四国巡礼旅
その2
5.四万十から愛媛県松山市へ
四万十は清流で名高いが、行ってみると川が有る
だけである
都会の人には川がきれいというだけで感激が有る
のだろうが、こちとら群馬の生まれである
ちょっとツーリングに行けば似たような景色ばかり
なので、あまり感激は無かった
四万十からは国道441号線を北上したが、川に沿
って細い信号の無い道が延々と続く
下流では有名な沈下橋も見えた、先日の豪雨で一
本が壊れていた
道は徐々に登り、やがてトンネルを通り下ってから
320号線に出て10Km程で別格6番についた
本来ならば40番札所からくればスムーズなのだが
予定変更になる
愛媛の道は高知と違い、少し交通量が多めである
ここからお寺は国道56号線にそって41番、42番、
43番、別格8番と並んでいる
別格7番は相当山の中にあり、ここで大きく時間を
使ってしまった
別格8番は大洲という街でガイドブックでは街の大き
さが判らなかったが、大きな街だった
44番と45番は国道380号線で山の中に入る
予定ではこの辺りで今日の宿を取ったのだが、2時
頃についてしまった
先に45番に寄る方が効率が良さそうなので、回った
が、この札所が大変な難所だった
ガイドブックでは歩いて20分となっていたが、急な
階段でスタミナが切れ、息も絶え絶えでようやく頂上
に着く始末、本堂は残念ながら登る元気が無く下か
ら写真だけ撮った
なんとかご朱印をもらい、44番に向かった
幸い44番は45番程ではなかったが、ここも上の駐
車場は途中の道が荒れているので下の駐車場に
停める様に書いてあり、そこから歩いたら、結構きつ
かった、一度スタミナが切れてしまうと、復活するのは
大変である
再び息絶え絶えで参拝し、4時頃46番に向かって出
発した、急な坂でなければ3時頃出られたと思うのだが
結局ここで宿をとってもいいぐらいの時間になってし
まった、神様の罰かと思った
46番は47番、別格9番と同じ道路に並んでおり、途中
で46番への近道が有るらしいので、そこから入った
45番と違い道から平らな場所にあったのでほっとした
そこでもうすぐ5時という時間になったので、近くに泊れ
る旅館が無いか聞いてみると、隣がホテルなのだという
47番に行く前に泊れるか聞いた方が、夕飯が出せる
かも知れないので良いよと言われた
なるほどと思い、早速行って聞いてみると、部屋が空い
ており、夕飯も出せるとのこと
面倒になったので47番へは行かずにそのままチェック
インしてしまった
ホテルというだけあって一応個室にトイレもあり、奥には
駐車場もある
泊り客は10人位で、ホテルの能力からすれば10〜15
%といったところだろうか
風呂に入り、夕食の場所に行くと、大広間になっており
床の間に相当する所に四国88ヶ所巡りのご朱印を掛け
軸にしたものが2つ掛けてあり、中央には観音様が置か
れ、来る人の何人かはその前に置かれた線香立てで
焼香してから席に着く
いかにも巡礼者専用の旅館という感じである
値段は2食付きで8000円位だった(ビール代含む)
カウンターにはお土産のガイドブックや遍路用品は多数
置かれている
夕食を食べながらどうやって宿を探しているのか聞いて
みると、歩き遍路用のガイドブックというのがあって、遍路
道と、道沿いの遍路用旅館が電話番号付きで詳しく載っ
ているとのこと、ただし、廃業してしまった旅館や、休みの
旅館もあるとの事
言われてみればなるほどと思ったが、便利なものがあると
思った
逆にそれなしで行き当たりばったりで泊るのは無謀と言わ
れてしまった、恥ずかしいが群馬だからというと余計に馬
鹿にされそうなので言葉を飲み込んだ
早速、売店で購入しようと思ったが売り切れとの事
明日回りながら探すことにした
群馬県の本屋ではそこまでマニアックなものは中々手に入
らないので、私が悪いという訳ではないと思いなおした
こうして、行き当たりばったりの宿泊劇は意外なほどすんなり
と決着し、気持ち良い眠りに着く事が出来た
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