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四国巡礼旅
その2
2.群馬から四国室戸岬へ
朝は3時に目が覚めた、少し早いが余裕が有る方がいいので
起きる事にした
前回は4時に出発し、お昼頃淡路島についたが、今回はそこ
から100Km先の徳島まで高速で行った後、約200Km下道を
走り、5時にホテルに入る予定である
3時30分頃出発した、まだ真っ暗でもっと寒いと思ったら意外
にそれ程ではない
カッパを着ないで走行できた、5時頃予定通り足柄SAについた
がその辺から明るくなると同時に寒くなってきた
朝は5時頃が一番寒いと昔誰かに聞いた事があるが、その通
りと実感できた
ここでカッパを着た、5月とほとんど同じ気温に感じた
これなら巡礼の最中は比較的薄着でいられて、具合が良い
残念ながら途中で雨が降ってきた
一昨日ホテルを予約した時は曇りだったのだが、関東から東
海にかけて雨にかわった、しかし、雨量が1mmでも雨と表示
されるので、そんなに心配しなかった
案の定、降ったりやんだりといった程度で、私のバイクでは問
題なく走行できる、安全のため速度は100Km程度に納め、追
い越し車線は出来るだけ使わない様にして、車間距離を空け
気味にして走行するしかない、逆にインターチェンジSA出口で
気を使うので一長一短である
ほぼ予定通り、大阪を過ぎたあたりで、念のためPAに止まり、
前回失敗した淡路島へ曲がるジャンクションを確認した
今回はスムーズに曲がり、前回拠れなかった淡路SAに着いた
観覧車があり、見晴らし台からは神戸の街が遠くに見え、海に
は渦潮らしきものも見え、絶景である
雨も上がり、多少晴れ間がのぞき、明るくなってきた
ここで予定通りお昼にした、またうどんを食べたが、汁が底まで
透き通っている関西うどんの味だった
麺は関東にも進出している丸亀うどんに近く、具は少ないが
うまかった
そこから約一時間で徳島インターを降り、国道55号線を目指し
た、30分程市街地の信号の多い道だったが、徐々に空いて
きた、前回通った20番札所のかんばんを横目に見て、また来
たぞという気分になってきた
22番札所を過ぎたあたりから海岸の近くを通るようになり、道
も空いてきた
23番、別格4番を通り、ここからが初めて通る道である
高知に入り残り50Km位で時間は4時位、なんとか着けそうな
感じになってきた、疲れはほとんど感じない
体で痛い所もない、若干足がだるいが、これだけ長時間走って
なんともないというのは、バイクがバランス良くないと無理である
この手のふんぞり返って乗るタイプのバイクでは尻が痛くなる
のだが、時々足を踏ん張って、お尻を浮かせるようにして走る
のが習慣になっており、尻も痛くない
スカイウェイブで良かったと思った
荷物も、大きめのかばんに衣類を詰め、札所関係は中程度の
リュックサックに入れ、かばんはシート下の物入れに、リュックは
後付けの40ℓのテールバックに入れたので、外観上は街を流し
ている兄ちゃんと変らない軽装に見える
両側にサイドバックを付けて、すり抜けも出来ない大仰な感じが
ないのがスクーターの良い所である
札所であった人がナンバーを見て、群馬からバイクで来た事を
知ると皆たまげていたが、バイク乗りはもっと驚いているに違い
ない、見た目で荷物を全く積んでいないのだから
しかも本人は、ズック靴で、薄手のズボンに、Yシャツの上から
夏用のライダーウェアだけである
車で来たと言ってもいいような服装なのである
とても1000Kmを走れるようには見えないに違いない
これで札所に着くとテールバックからリュックを出し、さっと歩いて
お参りできる、ライダーという雰囲気はない
室戸岬への道程は途中でナビが遍路道を選択したために、車
どころか、人がすれ違うのさえ難しいような、山間の狭い道を通
らされたが、なんとか無事に着いた
ホテルの道路の反対側に弘法大師の10m位ある大きな石像が
見える、まだうす明るかったので、歩いて見に行ったが、お寺に
人はいなかった、明日は7時前に24番札所に行く予定なので、
写真だけ撮って通過する事にした

ホテルは明星と書いて、あけのほしと読ませる、昔雑誌にみょう
じょうというのがあり、たしか同じ漢字だったと思うので何か可笑
しかった
和室だったが海に面しており、室戸岬にも近く、料理もうまい、
風呂は海洋深層水を使用しており、口に入ったらしょっぱかった
塩水である
近くにはライダーズインというバイク乗り専門の宿泊施設が有る
のだが、何かの記事で従業員の対応が今一つと書いてあったの
で、止めた
昔と違って、評判がすぐに伝わり、怖い時代である
こうして、なんとか初日のロングドライブを終了した
良い子は真似しない方が良いというのが正直な感想である
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