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野菜はどう育つのか
山芋(自然薯、とろろいも、ながいも)
いろいろな言われ方をするが、厳密には違う種類である
自然薯は文字通り山に天然で存在し、掘るにはまず、つるを夏の間に見つけ
根元に目印を付けておく、つるが枯れたら、根元をそっと掘っていくと、30〜50
cm下にイモが表れる、ここまでが第一段階である
見当がつくと思うが、この過程は熟練である事が要求される、素人ではイモに
たどり着けない
次にイモにキズを付けず、また非常に折れやすいので、そっと遠くから少しずつ
穴を掘っていく、約1.5〜2m掘る
これは体力と注意力、気力の勝負である、これは若くないと難しい
つまり、熟練とは年寄りの事であり、体力気力の代名詞の若さとは相反する能
力が要求される難しさがある
これで商売しようと思うと、一本数千円貰わないと割に合わない
だから道の駅等で高値で売っていると思う
とろろいもは自然薯より水気が多く、畑で栽培される、自然薯の粘りの強いのが
良いとする人がいるが、私はとろろいものさらっとした粘り気ぐらいが食べ易くて
好きだ、値段も一本500円位で自然薯より安い
それでも他の野菜より高いのは、自然薯同様に柔らかく折れやすいため、掘り
だすのに時間がかかるためである
ここ数年で、筒状の道具が開発された、山芋を筒の中で生育させることで折らず
に取り出せるようになった、しかもまっすぐなイモがとれるので見栄えが良い
私もこの方法で作っている、筒が一本600円と高く、種芋も一個100円位する
ので原価高だが、高価なので特別な知人にお土産で持たせると喜ばれる
筒は毎年繰り返し使えるので、続ける気持ちが大切である
山芋の種類として、この他に人間の手を広げた様に短く何本もできる通称扇いも
と呼んでいる種類や、長いもより短いが比較的味が良い種類等がある
これらは収穫し易さが特徴である、味はほとんど同じであり、若干のねばりや味
の差よりも形状や作りやすさを重視する場合に選択する
やまいもは皆つるが長く上に延びる性質があるため、市販の棒では短すぎるので
私は、近くの竹やぶから、持ち主にお願いして数本の竹を貰い、枝をワザと少し
残してつるが伸びやすい様にして、根元に挿して置く
そのままでは安定が悪く強風で倒れてしまうので、建築の足場等で使う金属の棒
を地中深くに打ちこみ、竹が倒れない様に支えにしている
地中に埋める筒が高いので10本位を作っていたが、あまりに評判が良いので
今年から20本に増やした、竹もつる一本につき1本用意したので、結構大きな
つるの壁が出来る
台風が来た時が一つの山場である

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