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凧上げ
私が凧を作る様になったのは23歳の頃なので、随分昔になる
なぜ、作ろうと思ったのかは忘れてしまったが、大きな凧はその
分かさばるので、持ち運びが楽な凧を作れないか調べたのだと
思う、そうしたら横の骨が無い凧の作り方が書いてある本を見
つけた
本屋で立ち読みしたのか、図書館で調べたのか覚えていない
見よう見まねで作ってみると、簡単に出来た
庭であげて見たら、想像以上に高い角度で揚がった
いわゆる紙と竹の骨でできた凧よりも角度が大きい
気分を良くして本格的に大きな凧を作った
実験用の凧は大きさが50cmX30cm位だったが、本格的に
作ったのは130〜150cmX60〜80cm位だったと思う
縦方向だけ骨を使うが、実験用の凧の骨は竹ひごで直径3mm
程度だったが、本格的に作った方は裏庭の竹やぶから竹を切り
だしてきて、2cmX5mm程度の太さにした
家が農家なので、材料や加工の道具はたくさんあった
表面には当時はやりの漫画をもとにマジックインクで書いた
正月になり、会社勤めをして一年目だったので、職場の上司の
家に年始のあいさつに行った
その時、凧を見せに行ったら、上司には小さな子供がおり、お土
産と勘違いされたのでそのままあげてしまった
実は実験用の小さな凧では試していたが、本格的に作った大きな
凧はまだ試していなかった
しかし、なりゆきなので、まあいいかと差し上げてしまった
後で聞いたら、あまりに大きすぎて子供では危険、上司が必死に
持って揚げていたら、糸が切れて飛んで行ってしまったとの事
糸も凧に合わせて丈夫な麻糸を大工道具を売っている店から
買ってきて大丈夫と思ったのだがまだ細かったらしい
それから数年して結婚し、子供が出来、3〜4才になった頃、再び
同じ様式の凧を作った
子供を連れ、利根川の前橋公園の運動場であげた
今度の凧は控えめな大きさで子供が糸を持ってもころばない程度
のものにした、確か50X30cm程度だったと思う
そのかわり糸は300m位の長さにした
子供に一通り遊ばせた後、糸をどんどん伸ばして利根川の対岸の
あたりまで伸ばすと、糸の重みで凧が上らなくなった
あまりの長さに、見物人が出来るほどであった
他にも凧を揚げている人はいたが、手作りでしかも長い糸は珍しく
優越感に浸ってあげていた
それから30年が過ぎ、最近になって孫が出来た
30年ぶりに凧を作った、残念ながら孫はまだ1歳なので興味を示
さない、絵は孫の好きなトーマスにしたのだが、公園で一緒に遊ん
でいた子供達には大人気だったが、さすがに一歳ではだめらしい
あと数年したら、もう一度作ろう
こんどは何の絵にしようかな
<凧のイメージ図>
家庭にある材料でできるが、なければ100円ショップで全部揃う
糸を凧に結び付ける所は粘着テープを使用するが、ついでに
斜めになっている部分もテープを貼って補強すると良い
小さな凧では補強するとかえって重くなるので試してからが良い
凧を揚げる時は微風が良い、子供にやらせると、凧を見ずに
引きずって駆けて行くので、ゆっくり歩く程度に引いてやれば充分
上がる事を見せてやると、お父さんの株が上る
当り前だが電信柱や高い木が有る場所、足場が悪い場所では
危険である、サッカーグラウンドのような場所で風上に立ってグ
ラウンドの上空に上がる様にする
幸い紙ではないので池や川に落ちても拾ってすぐに再開できる
絵は子供に水彩ペン(100円ショップで8色110円)で書かせ
るのが安く上がって良い
両側の三角の部分にはには子供の名前などを書くとオリジナリ
ティが増す、「令和元年」等もしぶい

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