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内攻型社会と外攻型社会
世の中が平和になったと言われるが、具体的にはどういうことなのだろうか
私流にいわせていただければ、自分の所属する組織の外に向かって攻め
ている人が大勢いる社会は外攻型社会である、この場合はその人にとって
世の中は戦争状態にあると言える
しかし、外の敵より前に仲間内で優位に立たないといけないと考える人が
多い状態は内攻的社会であり、その人にとっては平和な社会であると言える
その人の所属する社会が戦争状態でも、すぐ隣は平和な状態という事はあ
りうる
例えば、販売会社で売り上げを伸ばすためにお客の心をつかむのに必死な
営業マンは戦争状態にあり、外向型社会で戦っていると言える
しかし、社内の売上高ランクでの競争に勝つため、仲間を陥れたり、皮肉っ
て上司に告げ口したりする行為は内攻型社会の発想であると言える
昔は外で戦う仲間を陥れようとする奴は根性の小さい奴ということで馬鹿に
された
しかし、会社が大きくなり、販売シェアが圧倒的一位になった会社では外で
戦うべきライバル会社がいなくなり、お客とも必死で戦うというより、和気あ
いあいと仕事をすれば良くなると、内攻型社会になっていく
このケースでは内攻型、外攻型共にゼロではなく両者が常に併存しているが
割合が違っている事になる
加藤清正は外攻型であり、石田光成は内攻型社会で出世したといえば判り
やすいか
外攻型の特徴は
・成果は敵をどれだけ倒したか、どれだけたくさん手に入れたかである
・会社では売上高優先である
・兵隊と隊長とは利害でなく信頼関係で結ばれている
・手柄を立てると褒美が出る
・感情的満足度より物理的勝利が重要
一方内攻型では、
・内部での自分の地位の優位性が優先
・会社では利益優先である
・部下とトップとは金銭や地位などの利害関係で結ばれている
・人間関係に配慮できる人が優位
内攻型社会が長く続くと外敵にもろくなる、戦いに苦手な人が上層部を占めて
いるのだから当然である
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