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危機意識

「治にいて乱を忘れず」という言葉がある
実際にやってみると、実にムダが多く、しかも辛い
だんだん続けるのが嫌になる、ところが忘れた頃にドカンと災害がやってきて後悔する
我が家には電池は単3と単4だけである、例外として12Vや電卓の電池はあるが、出
来る限り乾電池の種類は揃えている、しかも100円ショップの充電式の電池だけである
もちろん充電器は2つある、1ケ月に一度程度8本を充電する
懐中電灯は全部で5つあり、各部屋に一つずつと、家の中心となる居間には、100Vの
ソケットに刺さった、停電で自動点灯するタイプの懐中電灯が据え付けてある
発電機は800Wのものがありガソリンが現在3ℓ入っている、タンクは5ℓなので、半分に
なると満タンにしている、いざとなれば車のガソリンもある
ガソリンは10リットルの専用容器に現在4リットル位入っている
いざとなれば、炊飯器とガスコンロ、石油ストーブと電気毛布、蛍光灯程度は賄える最低
限の設備である、普段は農業用に噴霧機や、山の木を切ったりするのに使用する
安売りで3万円で出ていたので思い切って購入したが結構使える、ただし音がうるさい
食料は我が家は農家なので米が常時あり、おかずは漬物と缶詰が3日程度、お茶づけ、
インスタントラーメン等々で1週間程度は隔離状態でも平常状態を保てる装備である
東日本大震災の後考えた内容だが、2014年2月の豪雪で多少は役に立った
食料を買いに行かずに済んだ程度だが
しかし継続するのは結構大変である、特に食糧は缶詰を定期的に食べないといけない
が辛い、お茶漬けやラーメンも同様である
電池を全数点検するのも結構忘れる
これだけやったってたいして効果が無いのは御存じのとおりである
でもこれ以上はやる気がしない

上の文章が私の用心深さのレベルである、お判りの様に、私はそれほど用心深い方
では
ないが、私から見ても非常に脳天気に見える人を時々みかける

例えば、2014年2月の豪雪でノーマルタイヤで道に出てエンコしている人
やらなければならない事が優先して、今がどういう状態なのか、どうすべきなのかが判
らず、
結果として周囲に非常な迷惑を与えながら、自らもいじけているように思えた
せめて、朝早くに歩いて会社に行くとか、車にスタッドレスを付けておくとか、トラブルに
なる
前に対処すべきであった
もっともそれが出来るような人はノーマルで大雪に外出しないのだが

こんな大事でなくとも、細かい事では随所に危機意識のない人を見かける
買い物袋をいっぱい下げて、自分の車に向かう人
子供に到ってはスーパーの通路で、「ママどこ」と叫ぶ始末
スーパーの横のATMで並んで待っている人・・・
これの何が危険なのと思う方は既に相当平和ボケしている
実際これをやったからといって危険な思いをした事が無いのだから、注意のしようが無
いの
かもしれない
子供の誘拐や、ひったくり、詐欺事件、結局は他人事としてしか感じられなくなっている
事が
平和ボケの証拠である

女性だけでなく男性も相当ひどいのがいる
人数は女性より少ないので目立たないだけである
ポケットに手を入れて偉そうに作業現場を視察している人、私の様なKYを本格的に
やった
人間から嘲笑されていることに気づかない
作業の現場はつまずいて転ぶ可能性が他の場所よりも高い、だから手は軍手をして、
いつ
でも体を防御出来るようにしておくのは基本である
こういうのに限ってヘルメットも髪形がくずれるからときちんと かぶらない
ヘルメットをしていれば安全と、カッコ優先の考え方であることを人を指導すべき立場
の人
が示したら周りが危険である、即刻KYのやり直しを自ら行うべきであろう

道路工事で通行止めなのに警備員に取り入って何とか通してもらおうとする人を見か
けた

考えて見ると、それで首尾よく通過して何になるのか

警備員のいる場所から先は通行しない方が安全と判断されるから通行止めなのである
すぐ近くに住んでいるとか、やむを得ない事情のある人がやむを得ず通過するのが本来
であり、そうでない人が通過したら危険なだけで、本人はおろか誰も得るものがないのは
ちょっと考えれば判りそうなものだ
わざわざ危険を冒して、しかも結果的に通過できなかったら時間もロスする、それでも
警備員に取り入って通ろうとするのは、平和ボケもいいとこである
中東の銃声がしている所でも、近道したいからと同じことをするのだろうか
平和な中で通用する事が同じように危険を伴う中で通用すると考えると、災難が待っている

テレビで日本人のスキューバダイビングの女性たちが海外で遭難し、2名が死亡した
らしい
との記事が出ていた
全員がスキューバダイビングのベテランで、海外経験も豊富なのに何故といった論調
である

私に言わせれば、これこそ平和ボケしたまま海外に行ったのが原因と理由は明白である
スキューバダイビングそのものをどんなに安全に行っても、それ以前のチェックを日本の
ベルで行ってしまったのに違いない
船の船長は信用できるのか、天気予報はあてになるのか、ボンベは日本製で日本人が
確認
したのか、ダイバースーツは自分で確認したのか・・・
日本だったら大丈夫に決まっている事を全部確認する必要があるのである
現地の人達を馬鹿にしているのではない、日本がサービス過剰なのであり、特に海外
では
絶対に日本の当り前を当り前と思ってはいけない
そんなことは、現地についてタクシーでホテルに向かう時に気が付くはずなのに、中途
半端に
知ったかぶりして、肝心の「基本的考え方が違う」という事が判らない

もう一度繰り返す、「治にいて乱を忘れず」という言葉がある
時々海外に行くという方、地震等の災害に備えたいという方、私の様に形から入ると
金が掛る
まず、心がけから入ってはいかが
ほら、あなたの後ろに人が、その人信用できるの?・・・
こうやっていつも訓練していることである

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