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本物と偽物
数年前に偽称事件と言うのがあったが、最近再び話題になっている
地鳥というのが普通のニワトリだったり、国内産と言うのが外国から
輸入し、一週間だけ国内においたものだったり、最近では伊勢海老
というのが、違う種類の海老だったとか、野菜の産地が違っていたと
いう内容であった
某テレビ局の番組でタレントを一流芸能人として処遇し、一流の品物
と安物を両方同時に比べさせ、違っていたら2流、3流芸能人として
格下げしていくというのがある
ほぼ半分位しか当たらない、つまりランダムに選定したのと大して違
わない結果になる位、間違えている
あれはわざと間違えているのではないらしい、その位本物と偽物は
見分けがつかないという事なのだろう
何人かまれに見極める事の出来る人がいるようだが、特殊な感性を
もっているのであろう
私の様に本物と偽物の見分けがつかない普通の人間は、偽物を出
された場合にどのように対処すればいいのだろう
特に食べ物と言うのは不思議なもので特別においしいといわれると
おいしく感じるらしい
だから髪の毛が入っていたりすると、突然今までおいしいと思って食
べていたものが見るのもいやになるのである
だから私は素直に騙されることにしている
ただし、値段は安物で作れる値段のものしか食べない
他に食べるものが無ければ別だが、安くてもおいしいものは沢山ある
高い金を払って後で騙されたと言って怒るより、最初から食べない
食べなければいけない場合は素直に騙される、余計な詮索はしない
私が食べ物に関して人並み以上に敏感な部分は、合成物質である
例えば食器を洗った塩素が僅かに付着した茶碗で味噌汁を飲むと
塩素が判る
リンゴをむく包丁が直前に玉ねぎを切っていたりすると判る
女房になんにも匂いが感じないわよといつも怒られる
判るのだから仕方がない、そのために折角のおいしい食べ物がおい
しく感じないのだから、全く損な性分である、それを自慢した事もない
し、良いと思った事もないのだが、周囲はそうは聞こえないらしい
なまじ味に敏感と言う事は、欠点であって長所ではないと私は思う
より高く売りたいがために味にこだわったり産地にこだわったりするの
は売る側の戦略だが、食べる側にとっては全くメリットが無いのでは
ないか、だから、産地を偽称したからといって怒る必要もない
食べた結果適正な値段だと思ったら、美味かったと言えばいい
高いと思ったら高いと文句を言い、二度と食べなければいい
というのが私の結論である
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