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人のためになる事をするのは当り前

この間、ラジオで震災以来人のためになる仕事をしたいという人が増えたと
言っていた
介護とか、医者といったイメージで言っているのだろうと思う
ケチをつけたいのは、人のためにならない仕事はあるのかということ
例えば、ゴルゴ13のような殺し屋でさえ、誰かのためになる仕事なのである
だからその人からお金をもらえる
仕事をなんらかの行為をして、報酬を得る事と大雑把に定義すると、報酬を
くれる人が存在する事になる
仕事はその人のためにすると考えたくなるが、仕事の恩恵を受けるのは報酬
をくれる人だけとは限らない
例えば野菜を売る八百屋さんを考えると、多分感謝するのは、買う人だけで
なく農家であったり、運送業者や町内会の会長とか間接的に感謝する人は
大勢いるのではないか
八百屋さんは報酬は野菜を買う人から貰っているが、それ以外の人のため
にもなっているのではないか
工場で製品を作っている人は、その製品を使う人や、材料供給の業者など
大勢の人とのかかわりで製品を作っている
その人がいないとダメというほど希少価値は無いが、役には立っている
だからお金をもらえる、つまり仕事が出来るのではなかろうか
「これからは人のためになる仕事がしたい」
一見立派な意見の様だが、実はおかしなことをいっているように聞こえる
これを言った人は今まで泥棒や俺々詐欺を仕事と思いやっていたのだろうか
人のためにならない仕事ももしかしたらあるかもしれないと思い少し考えて
みたが、私の経験からは見つからなかった
ゴルゴ13みたいに依頼主以外からは嫌われる仕事はあるかもしれない

「一見もっともだが実は間違っていること」は他にもあるような気がしてきた
いわゆるスローガンというやつはどうやら全て疑う価値がありそうだと気が
付いた
例えば、国の名前である
OX△自由民主主義共和国と言う国で自由や民主主義が出来ているように
は思えない、自由を目指す、民主主義を実現したいと言う事なのだろうか
政治家の唱える演説と言う奴も皆、希望を言っているのであって、自分が
やると言う意味ではなさそうである
「俺はやる気はないけど、なるといいね」ぐらいの内容になっている
交通信号だってそうだ、外国では知らないが日本では制限速度は「目標」
とか「推奨」だと思う
一時停止違反で捕まった事があるが、後から考えると一時停止のかんばん
を取り付けたが守らない人があまりにも多いので、警察官がその場所で取
り締まりをしたというのが、実態らしい
お巡りさんの言い分がそうだった
よくよく考えると、何故守らないのかという原因の追及をしていない
これは改善活動に真剣に取り組んできた一般庶民としては違和感を覚える
どこぞの自由民主主義共和国同様、わざと原因追究しないのではないか
とさえ思えてくる
だから一時停止というのは、一見もっともだが実はそれ以上に重要な要因
がその場所に隠されており、その排除こそが真の原因解決なのだ
しかし、それは交通ルールという範疇では解決できない問題の為、見て見
ぬふりをしているのである
こういった観点で冒頭のテレビのニュースで言っていた「これからは人のた
めになる仕事がしたいと言う人が増えた」のなんと疑わしいことだろう
誰がそういったのだろう、何人がそういったのだろう、色々な意見をまとめて
一言でいえばそんな感じと言う事なのではないだろうか
一人ひとりはもっと具体的に看護婦とか、大工とかといっただけではないのか
震災の場面をテレビで見て、現場で苦しむ人たちの助けになりたいと言った
だけではないのか

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