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原発はやるべきか止めるべきか
東日本大震災で福島原発がメルトダウンし、未だにその後遺症に
日本中が悩まされている、あれさえなければいかに大震災といえども
ここまで日本中が苦しむ事は無かったと思う
あれから5年経ち、ここにきて原発再稼働が大きなテーマになって
きている
太陽光発電がこれだけ大規模に普及しても、電力供給量は全く不
足しているのだという
日本の電力はもはや火力や水力だけではどうにもならない所まで
来てしまっているらしい、これは知識人の共通認識らしい
問題は日本という場所なのだと思う
プレートテクトロニクスという地殻変動の原因となる場所が集中して
いるのが日本という場所なのである
別のページにフランス滞在記を書いたが、私が宿泊していたアパート
は約500年前の建物であった、隣の博物館と同じ時代にできたらしい
日本の歴史で言えば江戸時代とか室町時代の建物が現存し、使わ
れている事になる
日本なら木造という事もあり、残っていれば国宝級であろう
なぜそんな建物が残っているかと言えば地震が少ないという事が
最大の原因と思う
欧州でもイタリアのボンベイの様に火山の噴火はあり、プレートが
全く動いていない訳ではなさそうだが、日本よりは地面の揺れが
少ないのは間違いなさそうである
せめて欧州並みなら原発の安全性も高まるのにと思えてならない
今、我々は究極の選択に迫られている
産業の発展を中心とする文化レベルの維持のために危険を承知で
原発再稼働に踏み切るのか、国民総生産が大きく低迷するのを
承知で原発を止めるのか
答えは判り切っている
原発は止めるべきだ、人類といってもたかだか2000年程度の地球
の歴史の長さから見たらごく最近の出来事である
その中で原子力の発見から使用の歴史は数十年にすぎない
今後一万年十万年といったスケールでみたらわずか100年足らず
の人類のやっている事は破滅的であるのは明らかである
今後の人類の歴史を長く続けようと思ったら今が止める最後の
チャンスである
原子爆弾だけでなく原発も人間の手に負えないことが今度の震災
で明らかになった
目先の利権とか言う事が如何にせせこましい考え方であるか
ちょっとぐらい便利になったから滅亡しましたなんて愚かもいいとこ
である、なぜこんな簡単な事に気がつかないのか
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