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演歌のテーマは時代に即しているか
テレビではBS放送が幾つか無料で見られるため、時々見ている
地デジで放送しずらい番組が見られて楽しい
歌番組で演歌専門の番組もある
ある時、演歌を聴きながらふと思った
歌詞のテーマがほとんど同じなのである
恋、夜、酒場、別れ、男、女、海、切ない・・・
こんなフレーズを30程度も出せば、それでどの曲も8割程度完成する
考えてみれば我々が若い時は、関心事は女性を誘う場合、酒、夜、・・・
といった演歌の世界がイメージできた、だから演歌はあこがれの世界を
歌ったことになり、レコードも売れた
しかし、今はどうだろう
若い世代が飲み屋に誘うというイメージが無い、合コンの場合でも誘う
のではなく、企画する、時間を対等の立場で決める、複数で楽しく話す
といったイメージがある
酒、夜まではいいがその次の言葉に、馬鹿笑いとか、注目を集めるとか
カラオケといったどこまでいっても恋に発展する言葉が出てこない
恋に行く場合は、その後ドライブに行くとか、二人だけで遊園地に行く
といった感じがある
演歌が若い人に受けないのは彼らの実生活と乖離した世界になってし
まったからと思う
また、年寄り向け、私たちの様な昔演歌を聞いていた世代も、60歳を
過ぎて今さら飲み屋で騒いではいないし、恋をするといっても相手も婆さん
なので胸がときめくといった感じではない
これまた演歌の歌詞の世界は遠い昔の出来事で懐かしいというだけに
なっている、もっと今を反映したものでないと金を出してまでCDを買いた
いとは思わない
ではどんな歌詞ならいいのか
例えば、温泉巡りでかみさんと混浴し、髪の白さに苦労をかけたなと涙ぐむ
とか、札所巡りでお寺を舞台に桜がきれいだとか、橋が紅葉で映えたといった
恋や別れとは全く違うコンセプトにしてはどうか
亡くなった母を偲ぶというようなのも、墓参りが多くなった世代には受けると思う
曲調をどうするかという問題は残るが年配の関心事に焦点を当てる事には
なると思う
昔、誰もいない海、石狩挽歌等、素人の斬新な詩を曲にしたものは今でも
名曲として残っている
若い人がネットでゲームをし、プレイヤーとして知り合った女性と偶然遊園地で
あったとか
合コンではドジだった男が、たまたま仕事場で一緒になり、仕事が出来るのに
気が付いたとか、派遣先ですてきな人がいたといったテーマが考えられる
でもメロディも世代に会わせないとダメかな、そうしたら演歌でなくなるし
昔のムード歌謡みたいのは世代を超えてわくわくすると思うのだが・・・
やっぱりだめか
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