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面白い詰将棋
詰将棋が好きな人にはたまらなく面白い作品を集めてみた
しかし、興味ない人には全くの「おたく」にしか見えないかな
元来がディープな世界だけに、更にどっぷりの世界になってし
まうかもしれない
①1手詰め
ここから入りたい
大抵の詰将棋の本では最短手数は3手である
1手で詰将棋として成立させるにはどうするか
まず、ノーマルな奴を紹介する
(図24)若槻正氏作:3七香
これも一手詰みである
(図25)私の作品:9一飛車
合い駒したくても、盤上で全て使いきっているという落ち
詰将棋でなく詰み将棋になってしまうのをどう回避するか
詰将棋の手筋の内、捨て駒等使えない手筋が多い、また駒余りの3手
詰めがあるのもつまらない、独特の制約がある
②超難問
「難しい」の私なりの定義として、指し手の難度の合計/手数
と考えている
従って部分的に難度の高い手順があっても、それ以外の手が並べ詰
みのような手では難易度は下がってしまう
だから難しさの度合いが高い詰将棋は短編となるのではないか
1手が素晴らしい手でも、その前後が頭金のごときでは価値が低い
その意味でこのページに掲載した作品はどれも密度が濃くて、難易度が
高いと思っていただければ幸いである
読者もいろいろ難しい問題をご存じと思うが、これはいかが(図26)
もしも、回答を見ずに解けたら有段者であることを保証する
一手一手がどうというより、私はどうやっても解けず、結局回答を見て
しまった、わずか5手詰めでなさけないと打ちひしがれた作品である
それまで15手位ならば比較的短時間で解けていただけにショックだった
世の中にはこういう難問もあるということを知る意味でも良い経験だった
そしてこの作品は私の定義では難易度が測れない
私の理解を超えた手が存在するから評価できないのである
この作品のみ回答を末尾としたので、解けるまで考えてみるのも一興
③最長手数
ミクロコスモスという作品らしい、もっともずいぶん昔の話なので今は更新さ
れたかもしれない
ちなみにミクロコスモスは1519手詰めである
棋譜を載せてもいいが、掲載ミスが心配である、雑誌等で確認されたい
もっとも解こうと言う人は少数と思うしそのレベルならば既に知っているはず
である、私レベルはただひたすら鑑賞するのみである
この詰め手順を掲載するだけで1冊の本が出来る
④エレベーター
王が1筋を上がったり下がったりする作品、ここでは原田泰夫九段の作品を
紹介する
(図27)原田泰夫九段作:1八歩、同金、2六銀、1六王、2七歩、同金
・・・2一銀1一王、1二歩、同金、同銀成り、同王、2三金、
2一王、2二金
⑤エスカレーター(未完)詰み将棋
エレベータがあるならエスカレータもやってみようと思ったが難しくて断念
アイデアはいいが形にする力量が不足、面目ない
(図28)私の作品:6八馬、5六王、5七馬、4五王、4六馬、3四王、3五馬、
2三王、2四馬、3二王、2二と、4一王、4二角成り
⑥風車
王が龍に追いかけられ中心となる駒(角)の周りをぐるりと一周する
⑦盤上一周
上記風車よりもっとダイナミックに盤面狭しと一周する
煙詰作品に見られる
これも解くと言う世界ではない、鑑賞という感じ
基本的に手筋を習得する段階では、その人にとって新しい手筋を使った作品は
全て面白いのだと思う
また趣向詰めも形や動きが面白い
詰将棋独特の世界に遊ぶための入口になっていただければ幸いである
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(図26)若槻正氏著作より:2六龍、4五王、5六金、同桂、3七桂