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居飛車穴熊変化
昔は穴熊といえば振り飛車の囲いであった、居飛車では角が邪魔して手数が掛り
かつ途中で急戦に来られると中途半端な囲いで戦闘になるため、成立しずらいと
考えられていた
意識革命を行ったのは田中虎彦8段である
居飛車からの急戦が常識であったのを、振り飛車側から仕掛けるのが難しいという
欠点を利用して振り飛車より固く囲ってしまおうという発想である
最終的に王の固さが勝り、勝率が高くなったため、脚光を浴びた
その後振り飛車側の対抗策として藤井システムが出てきてかえって穴熊が注目を
浴びた
1.居飛車で穴熊にするには角を7七にあげなければならない
角を守るために先に銀を5七に上げておく
将来必要とはいえ、これだけ先に手を掛けておかないと穴熊にならないのは
既に急戦を放棄したのと同じである

2.穴熊一応安心の形
とにかく穴に入りふたをしてしまえば安心という事になっている

3.その後の一手として5九金は重要であるとされる駒に紐を付けておくと言うのは
相手の出方によっては最優先になる
4.穴熊の完成、ここから強気に変化する

5.藤井システムへの対抗策として角道を止め、金を上った形、上部強化のため金を
あげる形は良く見受ける、場合によってはこのまま戦いに入る事も多くなった
それだけ藤井システムが優秀だったという事か

6.なんとか穴熊に入った形

7.角道を止めずに銀を上って防ぎ、角を引いた形も一時現れた
攻撃力が弱くなり、この後持久戦になるため、あまり見なくなった

8.4枚穴熊(通称BIG4)
持久戦になった場合に現れるが、この形にしたくてそうなったかは疑問
固いのは間違いない

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