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層別と優先

品質管理の手法に不良等の発生状況を多い順に並べて、多いものから
解決していくというのがある
そううまくいくなら最初から層別などしないでやっているさというのはともかく
考え方としては当然というか当り前に見える
しかし、現場で困難点に突き当たった場合、この手法を忘れてしまっている
事が良くある
そもそも何を切り口に分類するかというのが難しい
品質管理の様に不良と決めてかかる事が出来そうで出来ない
この分類するための切り口を沢山持っていてその中のどれが今回の場合は
最善の切り口なのかと判断出来れば、一流の改善屋といっても過言ではない
次の問題点は層別されたものをどういう順に解決していくかである
層別した困難点が相互に関連が有りそうな場合は特に重要である
現場では多いものとか重要な物を先にすればよいとは限らない
抽象的すぎて何をいっているのか判らないって?
例をあげてみよう
1.中東の紛争を無くすにはどうすればいいか
2.自衛隊を軍隊として堂々と維持するには
2.東京の朝のラッシュを解決するには
3.赤字体質の工場を利益の出せる工場に変えるには
・・・
これらを問題点とした時にあなたならどう層別するだろうか
層別出来れば一流の改善屋だが、出来ないと思ったら、所詮人の後ろでしか
歩けない普通の人と言う事である
あまり広くて難しいテーマは私の専門外で判らないが、自分の経験した職場
や仕事ではどうか
別のページでCADを活用して自動設計を実現するステップを書いたが、あれが
一例である
またMRPシステムの導入手順も層別と優先順位づけの例である
結果だけ見れば何だ知っているよとなるが、新しい問題に対しても対応できるだ
ろうか
結果論や他者の文献等を参考にして書く事は容易であるがたとえ幼稚であったり
多少間違っていたり、抜けがあってもいいから、自力でやらねばならない
それが改善の現場である


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