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車のデザインについて考える

このホームページをご覧の方はお気づきと思うが私は車が好きである
ただし金が無いので、買うときはかなり悩む、最もそれが楽しみでもある
自分でどんな車が欲しいのかが判らない状態で、色々調べたり、試乗会
にいったりする、自分なりに条件を出して、メーカーの営業マンに聞いた
りする、営業マンも仕事なので相手してくれるが、溜ったものではあるまい
幾つかの機能要素を確認し、それぞれの優先度をあげたり下げたりしな
がら引っかかる車を物色する
例えば、
荷物や人を沢山積める方が良い
運転席が大きく、ハンドルに足が突っかからない、自然な運転姿勢がとれる
加速がいい方が良い
燃費がいい方が良い
コーナリング性能がいい方が良い
室内が普通の声で話ができるような静かな車がいい
・・・
細かい事を言えばもっとたくさんあるが、あるメーカーの新機能が出ると、
ライバルメーカーで同様の機能がいつサポートされるのか気になる
だからといって買う訳ではないのだが・・・
上の条件の中にデザインに関するものがないが、あまりデザインや色には
頓着しない方である
むしろデザインのために欲しい機能が阻害されている車は嫌いである
例えば、
・後ろの見栄えを良くするために荷物入れが小さくなっている
・後列に座ると頭が天井にぶつかる
・やたらとエンジン部分を大きくして威圧感を出す
・空気抵抗を少なくするため、前輪より前の部分が張り出している

思えばデザインがいいというのは機能を阻害しているということの裏返しでは
無いかと思える
特に、室内空間に与える影響が大きく、結果として乗り心地や、乗り降り、
荷物の収納が犠牲になっている
今はハードトップという5人乗りなのに後列用のドアがない車種はほとんど
見かけなくなったが、私はああいう雰囲気で勝負する車は嫌いである
メーカーとしてはコストダウン等いろいろ理由があるのだろうが作る側の理
屈で作ったものは淘汰されるのは仕方ないと思う
幸い今はデザインよりも収納が優先される車が売れているので、私には選
択肢が多い、かといって買う訳ではないのだが
デザインで好みなのは、機能を隠しきれずにデザインの一部として採用して
いる場合にいわゆる機能美として感じる事が多い
例えば、ターボ用の空気取り入れ口が一時流行った事が有ったが、最初に
あの空気取り入れ口をボンネットに開けた人はデザインの意識は少なかっ
たのではないかと推測するが、私同様あれをいいと思った人は多かったよう
でターボブームに火が付いた
同様にTURBOの文字を逆転させて車の前方に貼り、前の車がバックミラー
越しに確認できるようにし、よけて貰うというのもカッコイイという事から流行っ

また、オートバイのエンジン部分をむき出しにしているのも機能美と思う
これらは皆美しいと思う、必然性を美しく見せる工夫に、好感を持つからだと
思う
だから室内が広い事をあえてアピールしたデザインは良いと思う
三菱のTOPPOは最初に出た時はかなり目立ったが、私は好感を持てた
同じ意味で荒れ地を走る事を形で表現したクライスラーのJeepも良い
時速300Km以上で走れる性能のため、後列はおろか運転席まで犠牲にして
いるスポーツカーは、ダメと判っていて買いたくなる魅力を感じるが、性能が
二流の名ばかりのスポーツカーには好感が持てない
逆に5人乗りセダンの形で、下手なスポーツカーより早いインプレッサ等は
非常に魅力的に映る、私だけでなく、イギリスBBCテレビのトップギヤという
番組の司会者もべた褒めである
私だけでなく、車に乗る人は、もっと自分の好みを抽象的でなく具体的にして
メーカーに要望を伝えていくべきだと思う
メーカーはそれを先入観を持たずに聞くだけは聞いて、要望実現に努力す
べきとおもう
持論だが車は全員が賛成するものを作ってはならないと思う
一部の人だけいいという車を、何種類も作ればいいのではないか
私の様な感覚の持ち主の好む武骨な車も作ってほしいと思う

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