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習熟度

ライン型生産計画でより正確にシミュレーションを行おうとする際に
実際に実務者から要望あった内容である
そのラインでは非常な大ロットで生産していた、１ロットが１０日から
３０日なのである
コンサルタントから小ロット化の強い指摘があったが、その計画マン
は頑として譲らなかった、良く言えば骨のある人だった
「実務で試さない」が信条のまじめな人だった

習熟度とは
製品を切り替えて数日はタクトタイムが落ち込む、その比率は正常を
１００％とすると、１日目８５％、２日目９５％、３日目９８％だという
だからこれを自動的に計算し計画を組んでほしい、さもないとコン
ピュータでシミュレーションしても効率化にならないという要望である

実際にこれをロジックに組んだが特に１日目が人間には検証できな
いとして廃案になった
例えば前のロットが生産を終了し、次のロットの前段取り時間を加味して
残り時間でいくつ生産できるかを計算する
その際に８５％を掛ける
日産数から前のロットの作業終了時間を割り出し、更に段取りを足すと
日数１．０を超える場合は次の日にずれ込んで生産を開始する
このケースが難しいということであった

廃案になったが想定すべき考え方と思う