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生産行程

顧客と生産者の優位性からみた分類と別に、生産工程から見た分類がある
行程を連結して同じ速度で動く事を目指す方法をライン型という
行程があまりにも違いが大きいため、全く独立の工程とする方法をジョブショップ型という
一つの設備が主要な行程となっていて、それ以外は付帯作業とみなす方法を単一型という
ライン型は説明したので、ジョブショップ型を説明する
これは比較的複雑で部品点数の多い商品を作る場合が判りやすい、例えば船や飛行機など
数万点を超える部品があり、部品生産業者も多岐にわたり、かつ少量生産なので、納期
管理や価格管理が複雑になる
モデルとして幾つかのブロックに分け、それぞれが関わりが深いものを線で結び、進捗管理を
行う
行程関連図
これは私が勤めた金型工場の例である

単一行程型は比較的多く、例えばせんべいを焼くとか、酒や醤油の製造工程等がある
重要でかつ中心となる行程があり、その行程さえ管理していれば、周辺の工程はほとんど
無視できる場合に有効である
例えば上記行程では電極行程がネックであり、そこの進捗ができれば他は大きく変動しない
だから電極の単一行程モデルでも良いのである
ようするに何のためにそういったモデル化をするかであり、単純なモデルで済むならその方が
管理が用意である
例え現実に近くても管理が複雑な割に成果が出ないなら失敗である
上記のジョブショップ型は現実の姿に近いと考えられ、一時流行ったが、複雑であるため、
計算をコンピュータに頼らざるを得ず、また出た結果が現実的でない場合は現実に合わせる
ため、設定を調整する手間が容易でなく、結局廃れた
この辺の考え方が道を誤ると、手間ばかりかかって何をしているのか判らない失敗を誘発する
くれぐれも注意してシステムベンダーの口車に乗らないようにしたい

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