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2.正味稼働率の問題提示

  気づきは言葉で説明しただけではピンとこない
  説明だけで気づくのは、同じ改善の飯を食った同志の中でも
  数人であった
  そこで自分たちの現場で起きているムダを表現する手法を
  導入した
  これはコンサルタントの所属する団体がツールとして教育を
  行っており、講師を招いて行った
  現場スタッフである生徒がそっと耳打ちしてくれたのでハット
  したが、全く同じ内容を他社の講師を招き受講したことがある
  とのことであった
  そのときは内容を理解できたが、なぜこんなことをするのかが
  理解できなかったという
  つまり「気づき」を目的に教育するのでないと、単にバカバカ
  しいと生徒たちから非難されるだけなのである

  内容は自社の代表的製品を選び、顧客から遡りながら、行程
  を調べてゆく、途中から代表的部品や代表的材料、代表サプライヤ
  になってゆく、まず代表から入る
  それぞれの行程で「価値を生んでいる作業」とその時間を調べる
  同様に、その行程に入ってから、出るまでの時間を調べる
  その比率を計算する
  例えばプレス機で価値を生んでいる時間はプレスしている作業
  だけなので2秒とする
  一方、その部品が前日の3時にプレス行程の前に運ばれ、当日の3時
  に次の行程に運ばれたとすれば、その行程の滞留時間は24時間
  である、価値ある仕事をしている比率は86400:2である
  つまり2秒以外の時間は全て改善対象であると言いたいのである
  
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