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北海道旅行記

10.土産物
  今回の旅は私にとっては人生で一生一度の
  思い切ったものだった
  家族だけでなく、会社や友人に出来るだけ
  たくさんお土産を買おうと思った
  しかし先立つものが少ない、結果的に安い
  物を沢山という事になる
  実際に土産物を見て見ると、1000円~
  2000円位のものと、1万円以上のもの
  に大別され、1000円以下はほとんどない
  しかし、1000円のものを50個位買う
  のは、非常につまらない
  ろくなものが無いのである
  買ったいじょうは喜んで受け取って欲しい
  条件は
  1.北海道でしか手に入らない、あるいは
   北海道という事がすぐ判り回りの人にア
   ピールできる
  2.とても美味しいか、とても見栄えがし
   て飾りたくなるか
   おそらく役に立つもので北海道だけのも
   のという事は理論的にあり得ない、
   便利なものは普及しているはずだから
  3.安い、300円なら一万円で30個買
   える
   その位なら多分大量に買う人が私以外に
   もいるはずだ
  4.大きさが、がさばらない
  5.日持ちが良く、痛まない

  この条件を満たすお土産を考えると、白い
  恋人達と、生キャラメルが候補に挙がる
  しかし、ここで私の天の邪鬼な性格が他の
  人と同じお土産では嫌だと叫ぶ
  真夏だと、北海道はともかく群馬では車内は
  確実に50度を超す温度になる
  キャラメルやチョコレートではもたないので
  はないか
  悩んだ挙句、月並みなクッキーを選択し、包
  み紙に地域の地名等がはっきりと書いてある
  事を条件にした
  お歳暮で月並みな商品を中身でなく値段で選
  び、包み紙を有名デパートのモノにするあの
  発想である
  我ながら情けない
  今回は車なので、いくらでも荷物は積める
  最初の日に、宿題は出来るだけ済ませておき
  たい、ましてや北海道一の都市札幌である
  そんな事を思いながら結局何も買えずに宗谷
  岬に言ったら、帽子やTシャツに熊の事を書
  いたグッズをを売っていた
  女性はこういうものには興味を示さないよう
  だが、男は何歳になってもこういうのが好き
  なのである、帽子とTシャツを買った
  帽子には熊出没注意と書いてあり、Tシャツ
  は「旅に出ます、探さないでください」、そ
  して哀愁を帯びた熊の後ろ姿、小さな荷物を
  棒に挿して肩に担いでいる
  別の店では利尻昆布を売っていた
  これ見よがしに金賞とか特選という文字が金
  色で書いてある
  昔偽物の海老や鶏肉を詐称して販売したり、
  料理として出していた事件があったが、今の
  私がその被害者そのものである
  本物かどうか全く見分けがつかない状態で、
  4つも買ってしまった
  おそらくこれを送られた人達も、利尻昆布と
  普通の昆布見分けはつかないに違いない
  ましてや特選と金賞の差なんて判るはずが無
  い、こうして詐称が始まるのである
  だまされるのはしゃくだが、一か八か買って
  みる事にした
  ともあれ、これで少なくとも親しい友と、家
  族、親族への買い物は済んだ

  次に購入したのは網走である、道の駅で刑務
  所をテーマにしたグッズを売っていた
  帽子は「網走刑務所」と前面に書いてある
  手ぬぐいの怖そうなセリフが色々書いてある
  「網走刑務所出身」、「元服役囚」・・・
  お菓子には「網走から戻りました」と書いて
  ある
  こういうのが子ども心を持った大人にはいい
  のである
  会社の仲間に帽子手ぬぐいタオルお菓子キャ
  ラメルといろいろ買った
  残念だったのはここでも皆1000円位のも
  のが多く大量購入できなかったことである

  最後にフェリー乗り場に売店があったのでお
  菓子を買った
  こういうのはいくつあってもさばけてしまう
  案の定、家でお土産の山を広げたら、女房が
  お菓子を独占して、あっという間に配り先を
  決めてしまった、会社には2種類のお菓子を
  持っていくつもりだったが1つだけになって
  しまった
  もう10箱くらい買えばよかったと後悔した
  自分で痛んでいないか確認できなかったが、
  比較的日持ちは良いみたいだった
  もっとも痛んでいても、返品してくる人はい
  るはずもないが

  結局全部で50000円位買ったようである
  そんなにせんでも良かったかと今では少し後
  悔している
  私は貧乏人なのである、退職してしまったの
  で収入は年金だけだ
  感覚的におかしくなっていたのかもしれない
  まあ、みんな喜んでくれたし、羨ましがって
  くれた、それで良しとした


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