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北海道旅行記
９．昭和新山、白老、苫小牧、フェリー
＜昭和新山＞
長万部を後にして今日は１７時に苫小牧でフェリー
に乗れば予定終了である
距離は１５０Ｋｍ程度か、真っすぐに昨日来た道を
走れば午前中に着いてしまう
そこで、いくつか観光名所を巡りながら向う事にし
た、以前から白老のアイヌ民族博物館には立ち寄ろ
うと思っていたが、もう一か所行きたいと思った
昨日近くを通って寄らなかった昭和新山に行ってみ
る事にした
昭和新山は洞爺湖のすぐ近くにある
昨日の道を逆にたどって途中から昭和新山のかんば
んを頼りに曲がってしばらくすると駐車場に着いた
駐車場が見晴らし台になっており、反対側に売店が
並んでいる
＜昭和新山＞湯気が立っているのが見える
ここでお土産を物色したが、相変わらず似たような
ものしかない
洞爺湖か昭和新山という事がわかるお土産と思った
が、昭和新山は出来た時はＯＯといったとか
地元では有名な発見者の名前だとか、群馬県の人へ
のおみやげとしては「なにそれ」的なものしか売っ
ていない、お土産は諦めた
しかし、だからといって昭和新山の迫力が薄れるわ
けではない、盛り上がった岩のあちこちから蒸気と
も噴煙とも取れるものがもやもやとただよっている
百聞は一見にしかずである
北海道に来たら絶対に見るべきものの一つだと思っ
た
＜白老＞
ここまでアイヌの民族について３か所見て来たが、
ここは最大の博物館だった
博物館だけでなく、幾つかの昔の住居を復元した村
の構成になっており、中にはアイヌの人々の暮らし
をつたえるものがたくさん展示されていた
博物館ではアイヌの民族衣装を着た女性がいたので
写真を撮らせてほしいとお願いしたら、一緒に並ん
だ写真を撮ってくれた、お礼にまっこりとか言う民
族楽器を購入した
家に帰ってやってみたがうまく鳴らない
教わりたくてももう北海道には行けない
ここでアイヌの民芸品を売っていたので布製の財布
を２０個購入した
一個１０８０円だったがおまけしてくれた
幾らになったかは営業妨害になるので言えないが、
まとめ買いする時は交渉してみると良い
＜苫小牧＞
白老を後にして、食事所を探しながら苫小牧に向か
った
すぐに、市街地らしく賑やかになってきて、やがて
信号が増えてきて、本州でもおなじみの大型店が所
々に表れ始めた
結局食べたのは、群馬にもチェーン店がある「かつ
や」のとんかつだった
ずっと魚や寿司だったので、肉を欲しがっていたの
かもしれない
もう一か所苫小牧では宇宙ステーションのミールを
展示してある場所があるとの事だったので、そこを
見に行ったが、あいにく休みだった
フェリー乗り場には２時頃ついてしまい、えらく時
間が空いてしまった
土産物店をナビで探したら、一番大きい店がフェリ
ー乗り場の売店だった
そこで、お菓子を買った、後２日位暑い中を走らね
ばならないが、クッキーのようなものなら大丈夫か
と思った
＜フェリー＞
持ってきた本は飽きたので、売店で週刊誌を買って
時間をつぶした
早めに受付を済ませ、駐車場に並んだ
車の中でズボンを半ズボンに着替え、靴と靴下を脱
いで、ゴム製のかかとに引っ掛けのあるスリッパに
はき替えた
だんだんフェリーの要領がつかめて来た
船は来た時と同じ北上号だった、船室も同じ３１１
号室で端の方だった、早めに予約すると端の方にし
てくれるらしい
来た時よりも少し混んでいるような気がした
夕食前にイモ洗い状態の風呂を済ませ、今夜は赤ワ
インを売店で購入し、夕食に飲んだ
バイキングは良く言えばフランス風の味付けで、さ
っぱりした淡白な味である、それをカバーするため
にやや塩味を濃くしたり、にんにくやコショウ等を
使うところもフランス風である
日本人だと醤油とかみそのこってりとしたコクがな
いと満足感が薄く感じるのである
たいくつなフェリーでの一日を過ごし、翌朝は船を
降りたらそのまま有料道路に乗り、東北道に合流し
淡々と群馬を目指した
高速だけは北海道と同じ感覚で走れる
それでも車が多く、ぬかしたり、抜かされたりが煩
わしい
自宅へは４時頃に着いた、女房はまだ買い物から帰
ってきていなかった
猫がいつものように暑い中でぐったりと寝そべって
いて、ぐうたらに迎えてくれた
無事に帰って来たよ、心の中で猫に話した
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