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北海道旅行記
7.摩周湖、屈斜路湖、露天風呂、北見、三国峠越え、帯広の夜
<摩周湖>
朝7時にホテルのバイキングで朝食を済ませると
摩周湖に向かった、8時頃に着いた
展望台に向かう途中が霧だったので、諦めていた
が頂上に着くと奇跡的に霧が湖の上だけ晴れた
夢中でシャッターを押した



見物に来ていた人の話だと、非常に運がいいとの
事、特に湖の中の島が見える事はほとんどないと
いう
周囲の雲が流れる様子など、めったに見れない絶
景を写真に摂り、屈斜路湖に向かった
<屈斜路湖>
屈斜路湖では和琴半島の露天風呂に入るのが目
的だったが、その前にアイヌ資料館に寄った
ここではアイヌの紹介をするビデオを上映して
いたが、俳優の宇梶某がアイヌのハーフという
ことでナレーターをしていた
判りやすい内容で勉強になった

<露天風呂>
和琴半島の露天風呂はそこから10分位の所だっ
た
半島自体も大変珍しく、観光地化されており、キ
ャンプ場もあって、賑わっていた
露天風呂はキャンプ場のすぐ横にあり、入ろうか
迷ったが、既に入っている人がおり、自分も後に
続いた
北海道ならではの温泉で、少し温かったが効能が
ありそうで良い風呂だった
もう一つ奥にも公衆浴場となっている場所あるは
ずなのだが見つからなかった
でも目的は十分達成できた

<北見>
摩周湖を見て、温泉にも入れて後は最後の目的地
である三国峠を目指すのみである
ナビでルートを探ると、一旦北上し、網走の西の
美幌町に行き、そこから北見を経由して国道39
号線で向うルートになる
今回、初めての山沿いのルートである
いざ走ってみると平坦な場所に比べ距離が延びな
い感じがした
今までが異常だったとは思うがなんとか5時に帯
広に着けばいいがと若干不安になる
美幌から北見に行く途中にまたも長い直線路を発
見した
さすがに山なので縦方向にくねくねしているが、
これまた北海道らしいと思う
群馬県ではおそらく土地の所有者全員の承諾が取
れないのではないか
北見は市街に川が流れており、その周辺は川に沿
った道が有ったが、充分に直線を感じる市街であ
った

時刻は11時30分頃なのでこの街で食事をする
しかないと思い、ガイドブックを見ると、トリト
ンという北海道では有名な寿司のチェーン店があ
るらしい
ちょうど国道39号線沿いなので、立ち寄る事に
した
札幌の昼食に続き2回目の回転寿司である
評判なだけあって安くておいしい店だった
私はお昼はあまりたくさん食べない習慣なのだが、
つい沢山食べてしまう
車のシートを少し倒してゆったりした姿勢で運転
するしかなかった
道は徐々に勾配がきつくなり、大雪山へと登って
いく、信号がほとんどなく、道も空いているが大
型車の後に着く形になり、追い越しできる場所に
出ると数台の車がまとめて追い越しにかかる
ところがちょうど追い越す場所に速度計測機が置
いてある
群馬県警の陰湿さ、さながらであり、北海道よお
前もかと落胆した
せいぜい警告ぐらいで済ませてよ、北海道だろう?
観光気分がいっぺんに覚める
しばらく嫌な気分で運転した
こうして思い出すだけでも嫌だ、他が素晴らしい
だけにいっそう陰湿さが際立つのである
群馬県警にもかみついたが、違反を取り締まる金
を使って、違反出来ないような工夫を先にすべき
ではないのか
どうしても工夫がつかないなら、私の様な民間で
改善を専門にやってきた人間に依頼してはどうか
どんなに警察が根を挙げたような場所でも私なら
1時間も貰えば20や30の案が出せる自信があ
る、今、民間と役人とのレベルの差は、1時間と
1秒、つまり1000倍位能力に差がある
お役所が1年かかりでやっていることは民間では
数時間でやらないとお客から金を貰えない
その観点でスピード取り締まり区間を見ると、上
記の様な感想を持つのである
下らない事を考えている内に、トンネルを抜け三
国峠の展望台に着いた
<三国峠>
展望台からはまだ雪が残っているたぶん大雪山と
思われる山と、森林の中を走る陸橋が見える
この陸橋は北海道を紹介する記事をみると、10
枚写真を掲載すれば、その中の1枚に選ばれる絶
景である

展望台には、小さな茶店が有り、コーヒーと洋風
の食べ物を売っている
見物人の半数以上が外国人であり、柵の外側に腰
掛けて橋を見ている人や、周りの景色を撮ってい
る人等でごった返している
だから売店も合わせているのかと思った
その中の一人を捕まえ、自分のバックに橋が映っ
ている写真を撮ってもらった
白人は概ね文化レベルが高く、こういうときは頼
りになる
にっこり笑って握手をし、かわりに摂ると言った
らもう撮りましたと言われた
まあそうだよね、この景色を見て写真を撮ろうと
思わない人は観光客じゃないよ
展望台から帯広までは最初はきつく、そのうち緩
やかな下り坂になり、帯広に近ずくと殆んど平ら
で、所々に信号がある道だった
山のノボリで11Km/ℓだった燃費が再び15K
m/ℓに延びた
<帯広の夜>
目指すホテルはいわゆるホテル通りとでもいうよ
うな場所だった、いろいろな名前のホテルが林立
し、駐車場が間に沢山ある、ホテルの前で駐車場
を聞くと、反対側の立体駐車場に入れてくれとい
う、係の人が券売機を操作してくれた
出て来た券をフロントに渡すと無料になるらしい
ホテルでは下着をクリーニングした、洗濯に30
分、乾燥に1時間かかった
その間にホテルの近くの教えて貰った飲み屋を物
色した
いわゆる飲み屋横丁の様な場所が2か所あり、5
時頃なのにもう混雑していた
おおよその目処をつけ、洗濯を終えてから行って
みると、満席である
札幌でさえこんなに混雑していなかったので驚いた
結果的に3軒をはしごして最後の店で食事をして、
飲み屋横丁の雰囲気を楽しんだ
若い頃に会社の先輩に連れられて、はしごした事
はあるが、自分の意思ではしごしたのは初めてで
ある
何事もやってみて初めて語る資格がある、それが
私の信条だが、正直金の無駄遣いという思いが強
かった
そりゃ、金を出すんだからみんないい顔をしてく
れる、酔えば気持ちが良くなる
でも翌日の財布の中を見た時の気分を考えると素
直には喜べない自分がいる
今までずっとそんな思いの酒だったなあと思う
でもまあおいしかったし、明日は旅館で食事だか
ら飲み屋で酔うのは今日が最後だ
そう思ったら、つい余計に飲んでしまった
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