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32.水戸、常陸、日立

・行程
 高崎―前橋―国道50号線―水戸
 または
 高崎―前橋ICで高速に乗り北関東道に入る―水戸

・特徴
 昔は太平洋に出るのに高速道路ではかえって遠回りになるため50号線をひ
 たすら走った
 途中から田舎道に入り、田んぼ道をのんびり走るのもまた楽しいが、それだと
 海に出るのに時間が足りない
 行きはひたすら国道を走り、帰りに散策するのが通常パターンであった
 散策路として北は太子の袋田の滝やツインリンクもてぎ、益子焼き
 南は筑波山、筑波サーキット、渡良瀬遊水地、大平山がある
 2011年に北関東道が出来てからは高崎から2時間で水戸に着くようになった
 時間に余裕があるのはありがたいし、結構なことなのだが何故か日立の海岸線
 が私の中であこがれの地でなくなった寂しさが残る、贅沢なものである

・休憩ポイント
 50号線なのでコンビニには困らない、道の駅では東北道との交点にある、
 「道の駅みかも」がある

・食事所
 海に行くので魚が食べたいと思っているのだが、冬に行くことが多いため、
 寒いのでラーメンになってしまう
 真夏は炎天下をひたすら走る地獄の行軍になるので、一度やったきり止めた

・見所
 途中にはあまりない、やはり常陸那珂の海を一番としておく
 お魚市場を散策し、お土産を買ってスカイウェイブのテールバックに詰めて、
 魚が傷まないように一目散に帰る
 東日本大震災の直後は茨城の海も震災の影響が色濃く残っていた
 福島原発の影響も懸念された
 ガソリンをできるだけ入れずに我慢し、少しでも東北に回ればいいがと願って
 いたが残念ながら馬鹿奴らに消費されてしまった
 それではとガソリン供給が回復したので、魚を食べに行った
 魚市場の早期復興を願いながら、少しでも支援になればとの思いであった
 すし屋で上寿司を食べた
 お土産を買おうと思ったが、残念ながら塩辛位しか買えるのもは無かったが、
 悲しかったのは、通常500円で売っていた塩辛が200円だったことである
 せめて震災の直後位1000円だって買おうと思って行ったのに200円・・・
 海に生きる人たちの意気込みと意地を見た
 しかしこちらも上州人である、自分の仁義も見て欲しかったが、頑として値上
 げしようとしない、仕方なく200円で5個買って毎日食べた、近所にも分けた
 悲しい味がした
 その後も福島産の牛肉が出荷停止と聞けば、福島まで肉を食べに行った
 りした
 復興は私の様な外野がお金で何とかできるものではないと思う
 現地の人が仕事をして稼いだお金で自力で行うのが本来と思う
 だから良いものを定価で売ってもうけて欲しいのである
 復興したらまた値切り交渉をしよう、丁々発止と渡り合えるその日が早く来て
 ほしい
 単なるバイク遊びで不謹慎と言われるかもしれないが、放射線を浴びるのを
 覚悟でなければ支援にならない、自分も一緒に病気になるならなろうと思い
 ながらの必死の気持ちで応援するとの意思表示であった
 少ない給料から義援金とかいうのも出した、自慢にもならないが筆者はその日
 ぐらしである、エンゲル係数は80%を超える、給料の余裕はほとんどない
 その中の1万円を義援金に出した
 皆さんにとっては大した額ではないかもしれないが、収入が何十万円もある人
 の1万円と私の1万円は思いが違うと申し上げたいのである
 その義援金が何カ月も使われないのを見て腹立たしい思いも抱えての行動で
 あった
 復興したら逆に福島からこのページを見て群馬県へ遊びに来てくれないかなあ
 と心より願っている
 私は復興に頑張っている方々にもっと頑張れなんてとても言えない
 むしろ頑張りすぎないでくださいと申し上げたい
 きつく張った精神の糸を、時々は緩めてくださるようお願いしたいのである
 そのための手段として群馬の温泉は良いと思う
<震災後2週間の那珂湊市場> まだ売り物はまばらだがこのがんばりは見事である
那珂湊