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西国33ヶ所巡礼旅

2日目
昨日の走行で時間感覚が大体つかめてきた
やはり紀伊半島はでかい事が名古屋から伊勢までの工程でつかめた
当初の予定では2日目に高野山まで行こうと思っていたが、どうやら
無理らしい、2番札所の紀三井寺までで精一杯のようである
伊勢神宮の外宮に10分程で8時についた
一通り見たが素人には平らで広い場所のところどころに建物があると
いう風にしか見えない、おそらく一つ一つが由緒ある建物なのだと思う
帰りの参道を歩いていると、警備員が数人で歩行者を止めている
何かと思ったら、しばらくして神主3人が横切った
さすがは天下の伊勢神宮と思った
車に戻り内宮に向かったが10分程でついた
駐車場は山の斜面で料金は400円だった
幸いおかげ横丁のすぐ前だった、おかげ横丁はまだ閑散としていたが
出口のうどん屋だけは営業していた、私のように早朝に訪れる人の中
には、朝飯を食べずに来る人もいるのだろうと思う
内宮は外宮よりも更に広く、途中で道に迷ってしまい、出口の近くで気
が付き引き返した
どんなにロスしても今見なければ一生見られないままである、必死に
歩いたら、疲れたので一休みしながら赤福を食べた
ただのあんころ餅なのだが、運動した後なので糖尿病の自分でも多分
悪影響は少ないだろうと勝手に思って食べた
御朱印のほかにもお土産にうどんを買って出発した
今回の旅行の本来の目的は西国一番と、四国88ヶ所の満願お礼に
高野山に寄ることである
西国一番の那智の滝は、私にとっては憧れの地である
あの赤い三重の塔と那智の滝のコントラストは数ある日本の美の中で
も最上級に入ると思う
ナビは西国一番まで200Km弱と表示している
幸い高速道路が通っており2時間程度で行けそうだが、日本地図で想像
するより距離がある
お伊勢参りも熊野詣もそういう言葉があるくらい昔から親しまれてきた
のだろうが、歩いて両方を行くことの大変さを改めて実感する
私のように、折角伊勢まで来たんだからと、那智の滝まで足を伸ばそうと
して後悔した人はきっと大勢いたに違いない
それとも時間感覚が私と違っていて、気にならなかったのだろうか
高速を降り、山道に入って20分程で那智の滝に着いた
山の中腹なので駐車場に苦労したが多少高くても停めないわけにはい
かない那智の滝に近いところへ停めた
駐車場のおばちゃんに硯と碁石のことを聞いたら家でも売っているという
ので拍子抜けした
私は囲碁が趣味なのと般若心経の写経のため書道セットを収集している
ので那智黒という現地の石でできた硯と碁石は全国的に有名なのでぜひ
買い求めたいと思っていたのである
本音でいうと既に碁石も硯ももっている、リサイクルショップで比較的安く
手に入れた、だから見ても買わないと思う
いざ、現地で現物を見てみると、それほど高価ではない
事前に調べておいた相場通りの値段であり良心的と思った
それでも硯は良いもので数万円、碁石も厚いものだと10万円位する
今回はあきらめた
代わりに那智黒という名前の黒糖飴を購入した
孫にはヤタガラスの人形を買った
お寺は駐車場から200段位階段を登ったところにあり、やっとの思いで
たどり着き御朱印をもらった
駐車場の近くの土産物屋の食堂でそばを食べて出発した
2番札所までまだ200Km以上あり、時間は1時を過ぎていた
休みながら階段をのぼったので思った以上に時間がかかったのである
1番札所から2番札所へは、一般道が100Km、高速が100Kmといった
感じだったが、どちらも土曜日なのに空いていて、順調に走ることができた
特に一般道は海岸に沿ってほとんど信号がない道で、適度にカーブがあり
バイクでくればよかったと思う道であった
道は高速に入ると海岸から少し離れた山の中をトンネルと地上が半々で
通っていた
そのため景色は単調で見るべきものはなかった
一般道では時々海が見えるのとカーブがあるだけましであった
紀三井寺は町も同じ名前であり、比較的大きな町で道路も信号が多く
混んでいた、何回か角を曲がりホテルに着いた
ホテルは6000円位で土曜日の割には安かった
連休も終わりシーズンオフで私のような狭間を狙って旅行する人は少ない
のであろう、外人も2番札所ではいなかった
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