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6.混浴・無料・秘湯・露天・風呂探索記
目次
1.聖天様露天風呂
2.川の露天風呂(四万温泉)
3.岩の湯(塩原温泉)
4.川の露天風呂(尻焼き温泉)
5.黄金の湯(燕温泉)
6.切明温泉
7.宝川温泉
8.浅間隠れ温泉郷
・顛末
バイク雑誌にジバングツーリングというのがある
私はレッドバロンでバイクを購入した関係で、バックナンバーが
100円で購入できるこの本をほぼ全巻持っている
この雑誌はツーリングの楽しさをテーマにしており、この本に載って
いる場所をずいぶんと走りまわった
いろいろなテーマで旅をするのであるが、やはり旅と言えばうまいも
のと温泉というのが定番の様である
特にバイクでしかいけないような温泉というのがバイク雑誌ならでは
の売り物になる
そこへかわいい女の子が取材に訪れるという設定がスケベ親父の
興味を引いた
それでは、この雑誌に載っている温泉にいってみよう、他にはどんな
温泉があるのか・・・
こんな興味で調べたのがこのページである
他のルートを中心としたページと体裁が違うことをお許し願いたい
タイトルとした条件であるが、
実際には無料といっても数百円のお礼を近くの箱に入れるのが地元
のルールになっていたり、混浴といっても脱衣所もないため女性が
皆無だったりと条件を全て満たしているわけではない
秘湯の条件は人に知られていないことと思うが、私でも知っている
という時点で既にメジャーであるとお断りしておく
宝川温泉等メジャーだが、露天風呂としてすばらしいものも入れてみた
そもそも誰も知らない温泉というのはありえないし、寂しいと思う
その場所の雰囲気や見つかりづらさ等から勝手に判断した
あくまでも私の「願望」であることをお断りしておく
また昔いったきりで今はどうなのかは保証できない場所もある
雑誌に載っていたがまだいっていない所もいくつか「願望」をこめて
載せている
1.聖天様露天風呂(群馬県川原湯温泉内)
八ツ場ダム(やんばと読む)のため水に沈む温泉ということで、10
年前から話題になっていたが、いよいよ沈みそう
地元の人たちが入るための温泉であり、タダで入らせていただくという
姿勢が必要である
お湯は熱めだが、地元の人が入っていれば当然温くするなんてことは
出来るはずもなく、神妙に入らせていただく、これが仁義というものである
道から少し登った高台にあり、緑の木立に囲まれて風情がある
脱衣所も立派である、全く汚れていない、こういう場所は非常に几帳面
な人がまめに管理していると考えていい
ライダーお断りなんて看板が自分のせいで立たないように心して入浴願
いたい
有名なので秘湯度ではランクは低い
2.川の露天風呂(群馬県四万温泉の奥)
四万温泉には上流にダムがありそのほとりに「こしきの湯」というのがある
これは有料でりっぱなお風呂であり、これだけでも満足できる
その横をすり抜けて1Km程いくと橋が掛っている場所に出る
橋の手前でバイクを止め、ふと横を見ると川沿いに道が続いており、入口
に通行止めの看板が掛っている
だから良い子は行ってはいけない、地元の方の了解を得てからと言いた
いがどうせ断られるからムリ
実は昔、この奥に10分程歩いていくと、川のほとりにブルーシートで池を
作り、そこに湧き出した温泉をためた「川の露天風呂」があった
道から崖を少し降り、温泉の脇に着物を置き、入る
ジバングツーリングでも紹介されたため、バイクギャルが押し掛け、その
噂を聞きつけ野郎どもも大勢駆けつけたため、周囲がゴミの山になり、
地元の方が掃除できなくなったので止むを得ず閉鎖されたと聞いた
私は3回ほどいったが、10分ほどの道がだんだんナイロン袋が多く
なっていくのに心を痛めていた、風にまって崖の中腹にたまったりしてい
るためゴミを持ち帰りたくても限界があるのである
下手な有料の風呂よりも野趣あふれる雰囲気や、爽快感は上であり、
あの蝉の鳴き声と、川のうるさいまでのせせらぎの音が聞けないと思うと
とても悲しい
また、密かに再開していただき、こんどは礼儀知らずのとっちゃんぼうや
たち抜きで、きれいな小道を歩いて入りたいものである
もし続いていれば秘湯度ランクは高い
3.岩の湯(栃木県塩原温泉郷内)、不動の湯
<岩の湯>小心者の私にはとても怖くてこれ以上接近できない

この温泉もテレビ等で何度も紹介され、セットでスープ焼きそばも紹介と
もはや秘湯ではなくなってしまった
しかし、有名である事を除けば相変わらず楽しい思い出づくりの出来る
場所であることに変わりはない
私は個人的には岩の湯より、その奥にある不動の湯のほうが奥まっ
た感じがあり好きだ
しかし前回夏に行ったら大きなハチが飛んでいて、あまり楽しくなかった
露天風呂の宿命である
寸志として200円を払うことになっているが、これだけの設備を作って
いただいた感謝の意としては安いと思えるいい温泉である
礼儀知らずの馬鹿がゴミを散らかしているであろうに良く手入れをして
いただいていると感謝している
残念ながら秘湯度ランクは低い
<不動の湯の側の足湯>

<不動の湯>



4.川の露天風呂(群馬県尻焼き温泉)
群馬県で川がそのまま露天風呂になっているといえばここだろう
川の水量により冷たくて入れなかったら脇に小さな風呂がある
なにしろ川なので衛生的ではない、がれきなどが流れていることもある
前日の天気予報を確認していくと良い
基本的に水着着用である、子供づれも多い
川の中から熱いお湯が湧き出しているのでその近くの大きな石を見つけ
うまくお湯をかき混ぜて浸かる
知名度が高いがその豪快な感じは秘湯度ランクが高いと思う
5.黄金の湯(新潟県燕温泉内)
長野から国道18号線を北上して妙高高原に入ると夏でも空気がひんや
りとしてくる
上越自動車道の妙高高原ICの近くから西へ坂道を登っていくと突き当た
りが燕温泉である
その奥まで登ると数台の車が止められる駐車場がある
そこでバイクを降り、200m程で黄金の湯がある
更にその奥に河原の湯があるということだが、私が訪ねた時は
道が崖崩れで修復中のため行けなかった
見上げた山々に霧というか雲が流れ、時々自分の周りを通り過ぎてゆく
谷の対岸からは滝が流れ落ちており、絶景の中での入浴は至福の一時
であった
温泉は地元の方が女湯、男湯を区別するように湯舟をこしらえてあり、
時々温泉を抜いて掃除を行うなど非常に丁寧にメンテしてくれている
反面秘湯度は落ちるが、快適さを考えたら贅沢というものだろう
しかしテレビ番組の収録ならそこでハッピーエンドなのだろうが、問題は
その後妙高高原まで約20Km、更に暖かいと感じる平地まで出るのに数
時間かかり、その間に湯冷めしないかという事であった
夏なのに冬用のウェアを着て行ってなおかつ寒く感じるほどであり、
おそらく気温は10℃以下ではなかったか
この温泉を味わいなおかつ燕温泉に宿泊せずに帰るには、冬用装備が
不可欠である
私はこんな時の用心に、ツーリング仕様のバイクを選択しているので、
冬物のウェア(もちろん上下)やカッパ、グリップヒーター、頭から足先までの
風除け等を準備できたが、普通のバイクでは湯ざめすると思う
自宅からの距離を考えると片道は高速とならざるを得ないので尚更冷える
準備の必要な温泉である
6.切明温泉(新潟県)
秋山郷の終点にある、川の周囲のどこを掘っても温泉が出る
近くにちゃんとした温泉もありそこでスコップを貸してくれる
しかし、既に先人が掘った場所があり、そこを改造するのが簡単で間違いない
子供が遊んでいるので一人で掘るのは恥ずかしい
素っ裸になる雰囲気でもない
近くに食べ物を売っているお店はない(5Km位いけばあるが)、適当に切り上
げて帰る支度をしないと食事と時間が気になるためいつも中途半端で終わる
秘湯、混浴(水着だが)、無料、露天全てが満たされた温泉である
これだけ有名になったのを秘湯と言わないという人もいると思うが、辿り着く
困難さを考えたらやはり秘湯というべきと思う

7.宝川温泉(群馬県)
テレビ等で何度も紹介されているため有名である、有料であり、混浴である
大勢訪れるため、若い女性もどうどうと入ってくる
また専用のタオルも貸し出されており、気になる女性でも安心して入れる
湯船は5〜6個あり、その内女性専用は一つだけである
だから女性は全部入らないともったいないと思うようである
浴槽の広さは全て合わせれば関東で最大級とのことである
川の両方に分かれており、橋が掛っている
脱衣所は両側に用意されているが、一度脱げばそのまま橋を渡って両方
入る人が多い
橋を渡るのは夏はいいが、冬は相当寒い
しかし、温泉は暖まるタイプらしく休憩所で横になってもなかなか汗がひか
ない
料金は1000円でありちょっと高いがその価値はある、タイトルの無料の
肩書と違うが、混浴露天ということでのせた
8.浅間隠れ温泉郷(群馬県)
高崎市から国道406号線を通り、草津方面へ向かう途中にある
一件宿の温泉が3件あり、温川(ぬるかわ)温泉、薬師温泉、鳩の湯という
この内、薬師温泉は改装後テレビ局の選出で全国秘湯No2に選ばれた
ちなみにその時の一般温泉部門No1が草津温泉である
また温川温泉も秘湯の宿ということで紹介されたことがある
温泉宿があるだけで付近には店が全くない
昔、立ち寄り湯を希望したら断られた、今はどうか判らない
有料だが自宅の近所の温泉がテレビで秘湯と紹介されたので一応載せた
近くを何度も通り過ぎるが未だに一度も行ったことがない
あんな何もないところの何がいいのかと今も思う
温川温泉は一泊5000円以下である、まあ年をとったらいってみるか
そう思わせるところが秘湯なのかもしれない