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ヤマハXS1
このバイクが通り過ぎると、窓ガラスがビビビと振動した
音はドコドコではなく、ミシミシミシと聞こえた
独特の低周波の混じった迫力のある低音であった
すごいと思うのはこの一点だけである
他は欠点だらけと思う、6Vバッテリーはセルを回すには力不足
フレームは弱く怖い、車体は全く迫力が無い
他はライバルのカワサキW1と大きさも4サイクル並列2気筒で
あるところも似ていた
XS1に比べればW1は普通の迫力のないただのバイクに感じた
デザインはヤマハらしくスマートであった
小生がバイクの鼓動感を薄々感じ始めたころ、明確に
その事を主張したバイクであった
今は騒音規制があるため、あの音は聞けない
中古で程度の良いバイクがあっても音を聞くと、普通の
音である
普通の音のXS1は250ccのバイクみたいにスリムで
迫力のない唯のきれいなだけのバイクである
あのミシミシがもう一度聞きたいと思うのは私だけなのだろうか
バイクの魅力を語る時、誰も皆目が輝き、その魅力について語る
しかし、いやだいやだとけなしながら、また見たくなる、聞きたくなる
さわりたくなるあのバイク
そんなバイクだった
今のバイクは面白みに欠けると年配ライダーは言う
しかし面白いというのは欠点の裏返しの言葉であると思う
もう一度XS1がバッテリーや華奢なフレーム等々の欠点をある程度
克服して販売されたら買う人はいるか
カワサキがそれをやってある程度成功したように思うが、私見だが
XS1はダメだと思う、欠点=面白さの部分がかなり強いと思うからである
この記事を読んでXS1ファンの方はお怒りになるかもしれない
偏見だと言うかもしれない
しかし、当時の少年の目には確かにそう映ったのである