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ホンダ CB350
私の乗ったのはEXというタイプであった、輸出仕様とのことだった
<奥の2気筒のバイクがCB350EX>
茂木サーキットのホンダバイク展示館にて撮影

それまでは黒とメッキだけで地味なイメージのバイクばかりだったのが
タンクを青い色に塗ってあり、いかにもレジャー志向が強い印象だった
のを覚えている
当時の他社メーカーのバイクに比べ、加速は鋭くはないのだが、
公称馬力は37馬力でリッター100馬力を超えており、他社の2サイクル
勢と同等だった
直線で目一杯アクセルをひねるとどこまでも際限なく加速していき、
カタログ値は確かにあると感じるが、他社の暴力的な加速と
比べると何か物足りなさを感じた
しかし、乗っていくうちに、バイクの良さは加速感だけではないことを
教えてくれた
いわゆる鼓動感とか、ドコドコ感を感じ、長距離では2サイクルよりも
疲れが少ないことも実感できた
当時は舗装路は一部で、細かい道はバラス道が多く残っていた
そんな道や雨に濡れた道では4サイクルが有利であることも判った
もし2サイクル車に乗っただけで終わっていたら、バイクを楽しいと
思わず今乗っていなかったと思う
バイクに乗る楽しみはいろいろなジャンルがあるが、ワインディング
を大きく傾けながら乗るのが2サイクル的、あるいは4サイクルでもマルチ
エンジン的楽しみとすれば、田舎道をのんびり景色を楽しみながら一日
中走るのは4サイクル2気筒あるいはシングル的楽しみと言えるのでは
ないか
私が乗ったのはかなりボロいバイクで調子もあまり良くなかったのだが
初めての大型バイクで今思えば最初で最後の青春のエネルギーの爆発
を受け止めてくれた思い出深いバイクだった