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東京人のバイク嗜好
バイクで群馬県から東京まで行った事がある
別のページでも書いたが、私は自分で経験しないでダメだとか
嫌だとかは言わないようにしている
たとえ部分であっても自分で経験した事は事実である
時折根も葉もない話が広まる事があるが、その片棒だけは担
ぎたくないのである
東京のあの喧噪のなかでバイクを走らせたらどうか
考えるだけでも嫌だったが、しかし現実に大勢の人が毎日バイ
クに乗っている、むしろ地方よりもバイクの必要性は高いのでは
と感じる事がある
そこで行ってみた
距離はメーター往復200Km程度なのに8時間かかった
地方ならば5〜6時間である、やはり遅い
怖い思いも一度あった、車の横をすり抜けしていた時、急に車が
寄って来た、間一髪よけた
東京では狭い所を無理やりすり抜けしたくなる
車と一緒に走っていたら何のためのバイクか
第一すり抜けしたくなくても、車の方から強引にぬかしてきて、す
り抜け状態で走らざるを得なくなってしまう
車も必死なのである
食事をしようと思ったが止められる場所が無い
まだ法律改正前で、駐車する事にそれほどうるさくない時期だった
が田舎者には止められる場所があるようには見えなかった
仕方ないのでコンビニの前に止め、おにぎりと缶コーヒーを買い、
バイクの前で食べたが、人が大勢いる中で食べるのはいやだった
かといって近所に公園もあるはずだが何処だかわからない
帰りに埼玉県でファミレスに入ってやっと食事らしいものにありつけ
たが、もっとずうずうしくならないと東京では食事も出来ない
はっきり判ったのは、東京では大きなバイクは乗りずらいと言う事
だった、俊敏でないとあぶない
スクーターが売れる理由も良く判った、ちょっと降りて買い物をして
また乗るといった乗り方がしたくなるのである
また信号待ちが多いため、ギヤチェンジが煩わしく、ずっとクラッチ
を握っているのもいやになる
ハンドル幅も狭い方が楽だ
信号で車に先立ち発進したいがその後もマニュアルよりも楽でしか
も早い
風除けは無い方が良い、あるとすり抜けがしずらい
雨が降っても長い事乗らないからたいして濡れない、そこらに雨宿り
もできる
人口が多いからバイクも沢山売れるだろう
だから東京用のバイクを作る事になり、それを地方でも売るのかもし
れない
第一、地方に合わせたバイクを作っても購入者が少ない
だからといって、あんなくだらないバイクを作っているのか
どうりで乗りづらいはずだと思った
地方を、いや海外も含めほとんどのエリアにとって乗りずらいバイク
を東京のユーザーのニーズを聞いて作っている
作っている本人も都会で暮らしているからもっともだと思ってしまう
小型バイクは一歩譲ろう、好きに作ってもらってかまわない
しかし、ツーリングバイクだけは私の様な田舎暮らしの人間の意向を
反映すべきと思う
都会の人たちもビックバイクは田舎を走る目的で購入するはずだから
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