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雲の形
バイクと雲と何の関係があるかと問われれば、実は無い
バイクを走らせながら雲を見るのが好きなのは私ぐらいのものかもしれない
友人に雲の話をしても興味を持つ人は未だにいない
ツーリングで景色を見るのと同時に雲を眺めるのもまた良しと思い、書いてみた
自分なりの心の癒しのつもりで折に触れ、雲を見て来た結果である
ここでは群馬で見つけた珍しい雲についてご紹介したい
なお、雲の形や種類については一般論として、下記にウィキペディアを引用したので参照されたい
私の知らないことばかりで参考になった
@、赤城山南面にできるポンポン雲
年に何回か北風が吹いた時に赤城山に風が登り、頂上から南に渦が出来、その渦によって、
ポンポンと飛び石の様に雲が出来る
正式な名称があるのかは知らないが、高校の地理の先生に教わり、以降は気が付くたびに観察してきた
まだきれいな形は数回しか見ていないが、そういう目で見るとそんな気がする事が何回かあった
<ぽんぽん雲>あまりはっきりしないが雰囲気は判るかな、画面右上に2〜3個見えるが、これの
鮮明なものがぽんぽん雲である、左上の雲がちぎれるようにして出来る

A浅間山の噴煙雲
浅間山は今でも活火山である、頂上は熱い。そのためその上を風が流れると、温められて雲が出来る
この雲が延々天空の南側いっぱいに延びて見える事がある
暖かい空気の影響なのか、多少の火山灰が混じるせいなのかは判らないが、単に温められるだけで
こんなに長くなるのは信じられない
調べようもないため自分の中では未だに謎である
<安中市にて撮影>

Bうろこ雲の夕日
秋の夕方、北西から南東にかけて、全天を覆い尽くすほどの巨大なうろこ雲が発生する事がある
単体のうろこは小さいのだが、まるで巨大な魚が泳いで通り過ぎるごとき壮大な眺めである
単に雲だけならばただの曇り空として、見逃すかもしれない
この雲に夕日が映し出されて黄金の魚が悠然と泳ぐようになる事が稀にある
前橋の利根川の東側から北西をみると、見晴らしが良く、見つけやすい
遠くに浅間山が見え、その上空から真上にかけて段々状の雲全てが輝いている
私の記憶にある夕日の中で第2位の新潟海岸の夕日を遥かに引き離してダントツの一位である
<こんな感じでもっと雄大な景色>

この他にも、ふと気が付くと、不思議な雲を目にする事がある
例えば下の写真、何が不思議と感じたか判りずらいと思うのが、中央のにょきにょきした雲は入道雲だが、
それが綿に様に見える雲の中から飛び出しているのである
この後、じょじょに入道雲が大きくなっていき、最後は綿雲にとって代わるのであるが、その途中段階の
空気の状態を考えて欲しい、綿雲には綿雲なりの空気の状態があると思うのだが、その一部が入道雲の
空気に変っていくのである
綿雲は穏やかな空気の様に思える、入道雲は急激な上昇気流である、それが混在しているのである
最初は遠近感の間違いと思ったが、確かに綿雲の中から入道雲が出て来たのである
まあ、暇なのよね
「お〜い 雲よ おまえは何処へ行くんだ」と歌ったのは高村光太郎だったかな?
いやたしか群馬の詩人山村慕鳥が「お〜い雲よ ゆうゆうと馬鹿にのんきそうじゃないか どこまでゆくんだ」
だったかもしれない
忙しい現代人は得たものも大きいのかもしれないが、心の中の何か大切なものを失ってしまったのではないか
雲を見ていると、それを取り戻す努力を少しだけしたような気分になる

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<以下はウィキペディア掲載情報>
雲の形は、空気の対流構造や、温度差のある空気の衝突面の形によって左右される。
強い上下対流がある場合は積雲や積乱雲が形成されることが多く、大気が安定している
場合は水平方向に層雲や高層雲などが均一に広がることが多い。また、山などの地形の
影響を受けた場合は、レンズ雲や波状雲などの特徴的な雲ができる。
雲形(うんけい)とは、雲をその形状により分類したものである。雲級(うんきゅう)ともいう。
世界気象機関発行の「国際雲図帳」では雲をその大まかな形から10の「類」に分類してお
り、これを十種雲形(十種雲級)と呼ぶ。それぞれの類は、形の特徴や雲塊の組成などから
さらに「種」に分類される。また、雲塊の配列、雲の透明度による細分類は「変種」と呼ばれる。
さらに、部分的な特徴や、付随する雲がある場合には「副変種」として記される。また、地形
などによって発生する雲は、十種雲形には含まれていない。
