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暴走25才定年説

私は20才でバイクの免許を取得し、数ケ月で事故を起こした
その後数年バイクに乗っていたが、社会人になり車に乗り換えた
その後も半年から1年に一度程度の割合で事故や違反を起こした
事故を起こさなくなったのは30才程度になってからである
気が付いたら無事故無違反で20年以上が経過していた
もちろん(?)無違反といっても40キロ制限の場所を38キロで走行
していたわけではない
どういうわけか一斉取り締まりに会わなくなったのである
今振りかえって、一体何が若い時と年取った時で違うのか考えてみた
以下の推測に根拠はない、しかし、自分の経験だけでなく、友人や
事故を起こした人達の証言が根拠であり、それほど的外れではない
と確信している

@客観的事実として、事故や違反は若い時、特に25才以前が圧倒的
 に多い(私は30才だったが平均的には25才程度と思われる)
A警察の講習会で説明があった話として、事故を1回以内に収める
 人が圧倒的多数、2回起こした人は3回、4回と何度でも起こす
 (らしい)
 運転免許を取るのは20才前が圧倒的に多い、社会人になる準備と
 考えるのが原因と思われる
 つまり、1回だけ事故を起こし、以後起こさない人も事故を起こすのは
 25才前が多いと思われる
B結婚という大きな生活の変化が私の世代では25才〜30才だった
 割合は知らないが圧倒的に多かった、結婚を機に自重するのか?

ほとんどの人が25才前に事故を経験し、それ以後はほとんど無事故で
あることがわかった
少数派として、全く事故を起こさない優良ドライバーがいる
また、対極に何度でも事故を起こし、現在も起こしつづけている気の毒な
ドライバーが少数いる
私の様に、30才までポツポツと事故を起こしながら、30才から無事故
ゾーンにはいったのは珍しいようである
あるいは何度も事故を起こすグループの何割かは私のパターンを辿る
のかもしれない

以上を踏まえて本題に入る
25才前に事故を起こす原因は何か
@運転初心者であり、未熟
  一般論である、主たる要因かもしれない、しかしそれだけだろうか
  出身教習所により事故率が違ったりする話は聞くが大きな差ではない
  未熟にも拘らず、無理をしてしまう場合、未熟が原因とは言わない
  無理をしたことが原因でなければならない

A生活が不規則であったり、ムリであったりすることが多い
  私の例では徹夜明けでゴルフに行ったり、毎日夜はラーメンだったり、
  接待で毎晩飲みたくない酒を飲み、深夜まで起きていたり・・・
  体調は最悪で車に乗っていた事は事実である
  若いからすぐ回復するし、多少の事は無理ではなかった
  しかし、事故を起こしやすかったのは間違いない
  これも厳しく考えると悪い体調でも車に乗るのはなぜかという事になる

B自分の衝動が抑えられない
  私の思う真因はこれである
  長時間の運転で疲れてくると運転が乱暴になったり、意味もなくスピード
  を出したくなった経験はあると思う
  自分の欲望を抑えられなくなるのである
  まだあなたが若かった時、こんな経験はないだろうか
  ・信号で黄色になった時、いいや行っちゃえと思う一瞬がある
  ・夜に対向車がライト上向きなのに対抗して自分も上にする
  ・カーブを比較的早いスピードで曲がり、マンガの主人公の真似をしたくなる
  ・真っすぐな道に出ると、隣の車より少しだけ先に行きたくなる
   いわゆる信号グランプリを密かにやる
  ・体調が悪くてもなんとかなるさと考える、自分のことや運転の事を客観的に
   考えられない
  こんなたわいもない衝動が事故や違反に繋がりやすいのは今なら良く判る
  違反する場所は警察が危ないと判断するから?取り締まりをするのである
  (と思う、けっして違反しやすい場所で罠にはめようと思っているのではないよね?)
  つまり事故の一歩手前が違反なのである

  程度の差はあれ、誰でもこの衝動はあると思う、どこまで抑えられるか
  衝動を抑えずむしろ増長させたら暴走族になる
  暴走族を非難する人は多い、私も嫌いだ、しかし原因が今述べている事だと
  したら、私も彼らの仲間だったことがあることになる
  いや白状しよう、確かに私も暴走していた時期があった
  深夜に町中でなかっただけである、バイクの2サイクルエンジンがアクセルを
  ふかすと小気味よく高音になっていく、それを聞いて胸をときめかせながら
  前傾姿勢で興奮していた
  そうなると気持ちが高ぶり、止まらなくなる、しかし私の場合は10分程度で
  飽きが来て一旦収まる、そこで止めていたので今生きている
  私が思うに25才程度までは心の抑制が効かない事がままあり、それが事故
  率につながっているのではないか
  若気の至りという言葉があるが、そのままと思う
  自分の心のコントロールが出来るようになり、車で危険行動をしないように
  なるのが25才以降ではないのか
  
  ここでは教訓めいたことや、出来もしない事で、私にはもはや関係ない対策を
  説教がましくいうのは止そう
  幸い今はエコカーブームである、心ときめく車は少なくなっている
  車ではなく別の事で(例えばモバゲー)暴走していれば世の中平和になる?
  若い時のわき上がるエネルギーは貴重と思う、抑圧するべきではないと思う
  若者の暴走は社会の活性化のために必要なのである
  昔、学生運動というのがあった、更に昔、江戸幕府転覆の原動力は坂本竜馬
  等の若い力だった
  その暴走で自分を傷つけず、出来れば周囲を巻き込まず、かつ世の中のため
  に生かしてくれる事を望むのみである
  もう一度いってもいいかな?
  車でなく何か有益な事で若いエネルギーを燃やすことが、無事故で25才までの
  危険ゾーンを乗り切る秘訣であると、いやあったと反省しているのである


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