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これからのシニア向け自動車を考える
高齢化社会である、自分も実はシニアの若手?なのだが
私の隣保班では子供はいない、60歳以上が80%である
高崎の町は傾斜地が多い、榛名山の麓ということもある
私の近所も自転車でやっと登れるくらいの傾斜地である
子供はともかく、大人は電動自転車に乗っている人が多い、
車やバイクも多い
しかし、だんだん年を取ると電動自転車も危なくなる
車バイクも同様に乗れなくなる
晩年になり足が衰えてくるとシニアカーに乗るのだが、
そうなるとしばらくして家から出なくなり、介護施設
に通うようになる
家族もあまり外に出すと危ないと思うのかシニアカー
にのる期間が短いようである
そこで電動三輪車で少しでも現役生活を長くという発
想になるらしい
ところが3輪車では安定が悪く、少し荒れた路面では
見るからに危険である、せめて4輪ならというのがこ
の章のテーマである
何か法律があって4輪にすると、軽免許が必要なのか
もしれないが電動で時速6Km程度に制限して無免許で
乗れないかと切に思う
4輪にすれば一応屋根も付けられる
ガラスや鉄板でなくても良いから周りを囲って寒さも
しのげる様にしてあげたい
当然二輪車よりも電気を食うから、バッテリーは大型
になる、外してコンセントに持っていくのでなく、コ
ードを伸ばして接続する形式なる
最近東日本大震災の経験を踏まえて発電機を購入した
小型だが800Wの能力があり、家から離れた場所で
の大工仕事や山に入ってのチェンソー作業にも使える、
価格が3万円程度で最低限だが、軽いのが長所である、
いざとなれば照明くらいには使える
これを電動カーに付けたらどうだろうか
イメージを作ってみた
<自転車を2台くっつけて、モーター駆動にし、充電
を発電機で行う>
ついでに屋根も付けてみたがどうやって乗りこむか
自転車みたいにフレームをまたいで乗るのは高齢者
向きとは言えない
女性用自転車みたいにフレームを下だけにするか
発電機は自動でなく手動にすれば面倒な制御がいら
なくなる
例えば5キロ以上走る時は最初から発電しながら走る
とかバッテリーの残量を半分を切ったら発電するとか
を自分で判断するのである
その判断が高齢者に出来るかという課題は残るが安く
上げるには良い方法と思う
この絵では3人乗りとし、運転を後席で行う
前席は荷物席兼人が乗れるスペースとした
狭くても2人乗れるようにし、中央から運転者が覗く
子供と買い物に行く主婦や、ゲートボールに近所の
仲良しと語らいながらのんびりと走る、
運転者にとっては後ろを気にしながら前を向いて運
転するよりこの方が安全と思う
サイズは幅が90cm、長さ250cm、高さ150
cm位ではどうか
タイヤは歩道と車道の段差を越えやすいように大き
くする

もちろん4人乗りとか、サイドカバーや屋根とか、エ
ンジンを大型化してミッションをCVTにするとか色
々考えられるが、免許のない老人がのると想定して、
なおかつ出来るだけ安く、年金で買えるようにしてと
考えると贅沢はいえない
だから前章の「車の軽量化」で書いた内容になる
要するに10Km程度離れたスーパーに買い物に行き、
帰ってこれればいいのである、ガタガタ道でも走破性
が良く(大きなタイヤでスプリングが付いていて)、
運転が自転車並みに簡単で、ころばない事が第一、
屋根や風除けさえも必須ではない
道路の整備もしなければならない、自転車道を市街地
だけでも徹底的に作らないと危なくて仕方がない
少なくともこの乗り物やシニアカー用の道路は日本に
は無い
自動車の安全基準を適用したくてもこの軽量ボディで
は補強しようがない
新しい基準が必要である、
シニアカーはどういう基準なのだろう
まさかあんな小さな車輪でなければならないなんて基
準ではないと思うが・・・
自動車業界として上記の様なアイデアを提案し、国を
動かさないと、買い物難民が社会問題になってからで
は遅いと思うのだが・・・
そういえば離島の傾斜地に暮らす人が小型のメリーテ
ーラーに乗っていたが、あんな感じである、電動にす
ればもっと楽に制御できると思ったのがきっかけである
実現には商売と政治力の両方が必要
私の様に夢を見ているだけでは駄目である
日本は自動車王国だがバイクはそれ以上に強力なメー
カーが揃っている
一肌脱ぐと言ってくれるメーカーはないか